ドタバタ決定劇だった。これまでなかなか正式決定には至らなかった内藤VS亀田の世界戦。この日の会見では協栄ジムの金平桂一郎会長が「会見の一時間前に正式にやることが決まった」と、宮田ジムの宮田博行会長と興行権を巡ってギリギリの交渉を繰り広げていたことを明かした。
ようやく相まみえることになったふたり。早くも亀田大はこの日、北海道に帰省していたため会見を欠席した内藤に“先制パンチ”を放った。チャンピオンのファイトスタイルを「ゴキブリ」とこきおろせば「あいつは打たれ弱いし、パンチ力はおれの方がある。KOする。ゴキブリ退治じゃ」と、微笑を浮かべつつKO宣言。