この日、ドラゴと対戦した山本。1ラウンドから左ミドルとワンツーを使いながら攻めれば、ドラゴも左右のフック、ハイキックなどで反撃し、一進一退の攻防。
2Rに入るとパンチの連打で攻め立て「上から変なパワーで動きを止められているような感じがした」(ドラゴ)と語るように手数が減っていく。
3Rでは、右目の上をカットし出血するも、気合で乗り切り、判定3-0で勝利。日本人で唯一ベスト4に駒を進め、10・26横浜アリーナ大会でジョルジオ・ペトロシアンと対戦することになった。
また、残る2枠はアンディ・サワー、ブアカーオ・ポー・プラムックが勝ち上がった。
試合後、山本は「日本人で(残っているのが)僕だけなんで、その自覚を持って頑張りたいです」と初優勝を誓った。