球団公式サイトは15日、「ヨハン・ミエセス選手と来季の選手契約を締結しましたのでお知らせします。なお、背番号は『55』に決定しました」と発表。また、「阪神タイガースがこうして再び日本に行く機会を与えてくれたことに、心から感謝します。そして、今まで健康で大好きな野球を続けてくることができたことに感謝して、日本でもチームのために全力でプレーします」という本人のコメントも掲載されている。
>>巨人・原監督、岡田監督に“既読無視”された? 浅野競合ドラフトの裏話明かし話題「水面下でやり合ってたとは」<<
ミエセスは身長185センチ・体重120キロの巨体の持ち主で、米マイナーではロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約した2013年から今季までに「793試合・,243・140本・427打点」といった通算成績を残している右の強打者。ドミニカ共和国代表として2021年の東京五輪に出場した経験もあり、敗者復活戦・イスラエル戦(ソロ)、3位決定戦・韓国戦(2ラン)でそれぞれ本塁打を放っている。
ミエセスの獲得発表を受け、ネット上には長打力に期待する声が上がったが、それ以上に「本人には申し訳ないけどハズレ臭しかしない」、「侍ジャパン戦でからっきしだった打者が日本で通用するとは思えない」、「体型からして守備もキツそうだし、チーム状況をさらに苦しくさせるだけなのでは」といった厳しい見方が寄せられた。
「ミエセスは東京五輪初戦・日本戦に『5番・左翼』で先発していますが、オリックス・山本由伸(2三振)、阪神・青柳晃洋(1三振)、DeNA・山崎康晃(二ゴロ)にそれぞれ抑えられ4タコ。加えて、獲得を伝える報道の中ではマイナー時代の守備指標も芳しくないことが伝えられていることもあり、一軍戦力にはならないのではとみているファンも少なからずいるようです。阪神は今季Aクラス・3位には入ったもののチーム打率(.243)、本塁打数(84本)、得点数(489得点)がリーグ5位、失策数(86個)が最下位と貧打・拙守に苦しんでいますが、ミエセスの加入で問題がさらに悪化する可能性も決してゼロではないのでは」(野球ライター)
阪神・嶌村聡球団本部長は「メジャー経験がない分、何とか日本で大成したい気持ちで来ているはず。それだけに面白さはある」と期待を寄せているというミエセス。ファンの期待をいい意味で裏切ることは果たしてできるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
阪神タイガースの公式サイトより
https://hanshintigers.jp/