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「月50万で生き甲斐のない生活を…」阪急広告が物議 “やりがい搾取”“月収の基準がズレている”と批判の声

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画像はイメージです

 企業のブランディングなどを手がける株式会社パラドックスが刊行している『はたらく言葉たち』と阪急電鉄がコラボした中吊り広告について、ネット上で物議を醸している。

 今月1日から30日までの1か月間展開されているこのコラボ企画「ハタコトレイン」。阪急電鉄の車内の中吊り広告に、働く人の言葉が記されており、企画のコンセプトについて、パラドックス公式ホームページには、「今日も仕事に向き合うたくさんの働く人たちの背中を押せるプロジェクト」とつづられていた。

 しかし、その中にあった「研究機関 研究者/80代」の「毎月50万円をもらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか」という言葉がネット上で、「生き甲斐もないのに月収15万しか貰ってない人が、1人も存在してないかのような言い方だけはマジでやめた方がいい」「疲れてる時に見たら普通に吐き気する」「月収の基準がズレてる。今の時代、30万貰ってるならかなり貰ってる方。月収30万のブラックに勤めてたらどうしたらいいの」という批判を呼んでいる。

 「2018年9月に発表された『平成29年分 民間給与実態統計調査』(国税庁)によると、給与所得者の平均年収は432万2000円。ボーナスを考えると、平均年収ですら、月の手取りの給与が30万円を切ってしまうというケースはザラにあります。平均年収であっても、ハードな仕事をしている会社員も多くいるため、この言葉に対し、多くのネットユーザーが違和感を覚えてしまったようです」(芸能ライター)

 また、「外食チェーン経営者/40代」の「私たちの目的は、お金を集めることじゃない。地球上で、いちばんたくさんのありがとうを集めることだ」という言葉についても、「ただの働き方搾取。ぞっとする」「お金を集めることが目的じゃないなら給料上げろ」「経営者がこんなこと言ってもなんの説得力もない」という批判が集まっている。

 通勤のために利用する人も多い阪急電鉄。この言葉の数々にげんなりとしたネットユーザーが多かったようだ。

記事内の引用について
株式会社パラドックス公式ホームページより https://www.prdx.co.jp/

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