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海老蔵事件、海老蔵が被害届よりも恐れるもの

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が暴行を受け重傷を負った事件で、一部スポーツ紙によると、海老蔵から暴行されたと主張する元暴走族のリーダーが現段階で被害届を出さない意向を固めたという。

 「事態が混迷している現状を元リーダーは『本意ではない』と思っているが、示談する気もないようだ。被害届を出さない意思を固めたことを受け、元リーダーの代理人の藤本勝也弁護士は16日、マスコミ各社に書面を通じて『来週までに一番良い解決方法を考えようと話し合いました』とコメント。近日中に会見を開いて被害届を出さなかった経緯を語るようだ」(ワイドショー関係者)

 海老蔵を暴行したとして傷害容疑で10日に逮捕された伊藤リオン容疑者は、「20日拘留期限が切れ、あと10日延長して取り調べが行われ、起訴となるだろう。ただ、伊藤容疑者はこれまで通り多くを語らないと思われる」(警視庁担当記者)
 元リーダーと事件現場の同席者2人は今後、警察から事情をきかれると思われるが、元リーダーは徐々に海老蔵に対して“爆弾”を投下することになりそうだ。

 「当初、元リーダーが被害届を提出する意向でメディアを振り回したことで、元リーダーの周辺関係者から反発の声があがったため、被害届を出さないことにしたようだ。今後、警察の取り調べで話したことはマスコミに流れるから、元リーダーと『(事件当日に)初めて会った』と説明している海老蔵と食い違うことや、それ以前にどういう交遊関係だったかを話せば海老蔵が焦って示談を持ちかけてくる可能性が高い。伊藤容疑者の裁判に元リーダーが出廷して証言することにでもなれば、さらに海老蔵にとって不利な状況になる。そこで、藤本弁護士と話し合い、徹底的に長期戦に持ち込むことにした」(事情通)
 まだまだ海老蔵事件は終わらない。

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