写真の右側にご注目いただきたい。白い体に羽のようなものが生えている奇妙な物体が写りこんでいるのがおわかりいただけるだろうか。
この写真は今から10年ほど前、山口敏太郎がコーナーレギュラーとして出演していた『ビビる大木のオールナイトニッポン』(2004年〜2005年)のロケ企画で撮影されたものである。
この番組の企画で山口敏太郎はビビる大木氏を連れて怪奇現象が起こると噂されるアパートの取材を行った。
このアパートの持ち主は「ゴム人間」「シャドーマン」、リアルライブなどで紹介させていただいた「透明ねずみ」を撮影した鳴釜のん女史の祖父で、このアパートでは「雛人形が突然暴れだす」「誰もいないはずの2階で物音がする」など奇っ怪な現象が多数起こっていた。
鳴釜のん女史は以前からこのアパートで前述の現象のほかに「ティンカーベルのような妖精の姿を見た!」と山口に語っており「果たして本当に妖精はいるのか」を検証するためロケ取材を行うことになったのだった。
その時に撮影されたものが今回の写真である。
確かに言われてみれば大きな羽に二本の華奢な足、華麗に浮遊しているかのような姿は我々がよくイメージする妖精そのものある。さらに興味深いのは頭に緑色の飾りのようなものが付いている点である。
西洋の神話、伝説などで描かれる妖精(フェアリー)は草で作った飾りを付けていることが多く、鳴釜女史自身が目撃した妖精のことを「ティンカーベル」と形容したのは実に納得がいく見立てである。
西洋ならともかく日本の東京都内でこのような妖精写真が撮られるのはかなり珍しいと言えるだろう。
撮影された写真はこの1枚のみであり、本当に妖精だったのかどうかは不明であるが、実に興味深い妖精写真である。
果たして、妖精は日本にいるのだろうか…?
(山口敏太郎事務所)