7月期、まゆゆは稲森いずみとのW主演で、フジテレビ系の連続ドラマ「戦う!書店ガール」(火曜午後10時〜)に出演中。まゆゆは過去に深夜枠での連ドラ主演こそあったものの、プライム帯での民放連ドラの主演は初体験。
同ドラマの視聴率は、初回=6.2%(数字は以下、すべて関東地区)と厳しいスタート。第2話では6.4%と微増したが、第3話は4.6%と5%割れ。以降、第4話=4.7%、第5話=5.0%と低空飛行が続き、第6話ではまさかの3.6%を記録。この不振を受け、当初全10話予定だったものが、第9話(6月9日放送)で打ち切られることが明らかになった。
その後、放送された第7話(5月26日)は、さらに下げて、3.3%まで落ちてしまった。同日、ライバル番組と目されたTBSの「マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜」(木村文乃主演/火曜午後10時〜)第7話は9.5%で、トリプルスコア近い大差がついた。
今世紀にプライム帯で放送された民放連ドラ(テレビ東京除く)の最低視聴率は、13年11月21日に放送された「夫のカノジョ」(川口春奈主演/TBS/木曜午後9時〜)第5話の3.0%。「戦う!書店ガール」は、ヘタをすると、この史上ワースト視聴率を更新しかねない情勢となってきたのだ。
「戦う!書店ガール」の原作は、碧野圭の小説「書店ガール」シリーズで、第1作は累計50万部を超えた人気小説。当然、制作の関西テレビ側の期待も高かったが、見事にズッコケてしまった。前クールの「銭の戦争」(草なぎ剛主演)は同枠史上最高の平均視聴率(13.4%)を弾き出しただけに、関テレ制作側のショックは計り知れないほど大きいだろう。
ただ、視聴率低迷の責任をまゆゆ一人にかぶせるのは、いささかかわいそうな気もする。W主演といいながら、まゆゆより稲森の方が目立つ展開になっているからだ。いずれ、まゆゆには単独主演ドラマで、名誉挽回を期してほしい。主演ドラマの不振が、総選挙の結果に影響しないことを願うばかりだ。
(坂本太郎)