酒井被告に先立ち、21日に行われた高相被告の初公判で、高相被告は弁護人から「週刊誌では沢尻エリカさんとのつながりも報じられたが、沢尻さんをご存じか」と聞かれると、「いえ。まったく知りません」と否定。面識についても「ない。僕はほとんどテレビを見ない。雑誌で顔を見たくらい」と話した。
一方、酒井被告の初公判では、検察・弁護人の双方から、酒井被告と他の芸能人の接点に関する質問はなく、「期待されていた、酒井被告の口からシャブ芸能人の暴露もなかった」(週刊誌記者)というが、おかげで胸をなで下ろす芸能人が多いようだ。
「高相被告の場合、少しでも罪を軽くしようと、弁護人がマイナス報道の打ち消しに躍起で、苦しまぎれに沢尻の名前を出した。しかし、酒井被告の場合、そんなことをする理由はなかった。特に酒井被告が取り調べで供述したとされる、人気アイドルグループのリーダーら5人は助かったはず」(同)
その5人には入っていないが、このところ、“薬物芸能人”として名前が浮上しているのが女優のM。酒井被告との接点がたびたび報じられている。
「酒井被告が逮捕されてから、“バキバキDJプレイ”など、クラブでキメながら激しいDJプレイをする酒井被告の写真や映像が流出しているが、一部で酒井被告が高相被告とともに地方のクラブに入り浸っているのが報じられた。Mはそのクラブがある県の出身で、今年に入って酒井被告が通っていた2カ所のクラブでの目撃談が多くあった。そのため、芸能人同士ということで、酒井被告と接点があるように思われた」(事情通)
ウワサは広まり、Mの仕事にも悪影響を与えそうだという。
「大手広告代理店はMを起用してから不祥事が出ては大変なので、Mの周辺をリサーチし始めているらしい。Mはこのところ仕事がパっとせず、タダでさえ今後、CMの仕事が厳しくなりそう。下手をすれば、そのうちゼロになってしまうのかもしれない」(広告代理店関係者)
酒井被告との接点をはじめ、よからぬウワサを一掃するには、本業で結果を出すしかなさそうだ。