番組に「舞台をかじっているレベルのアイドルやタレントが、“千秋楽”を通ぶって“千穐楽”と書くことに違和感を覚える」という投稿が寄せられた。有吉は「いいところ」、マツコも「いいメール」と投稿者の着眼点を称賛した。
有吉は「ちょっとかじってる20代前半のやつが、森光子さんぐらいの気分で舞台(に)出て…」と、「慣れてる感」を出しながら舞台に出る若手有名人に毒づいた。マツコも「分かります。楽屋の胡蝶蘭と一緒に写真撮ったりなんかしてね」とポツリ。マツコはベテランの舞台役者のような雰囲気を演出する人にいら立っているようだ。若く実績も少ない有名人の分不相応な振る舞いに怒りが収まらない様子で「カツサンドを100個差し入れして…お前のギャラよりカツサンドのほうが高いわ」と、たとえ話を挙げながら切り捨てた。
言いたい放題で盛り上がった2人だが、マツコは「でも、(投稿者が)不愉快に思われる気持ちもすごい分かるんですけど、それがピークですから。楽しませてあげてください」と投稿者をなだめた。有吉も「そうなんだよね」と同調。「『ごっこ』を味わわせてやってほしい」と若手の“イキり”を寛大にみてほしいと口を揃えた。
有吉は過去にラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で、共演した若手芸人が盛大にスベった際、「ちょっと何ですか、この企画!イジメじゃないですか!」と発言したことに苦言を呈したことがある。スベった原因を企画のせいにした若手芸人に「違う、違う。お前の腕だよ」とダメ出ししたのだ。
ただ、有吉は「誰もが通る道っちゃ道だし、自分の中でそういうこと、やっちゃう時期がある」「世代が変わっても変わらないんだな」とも話している。有吉も若手時代、実力不足や無知で苦い思いを経験してきたのだろう。
有吉もマツコも、若い人の“ごっこ”を懐かしんでいるのかもしれない。