同調査によれば、「『夫婦の関係性(円満かどうか)が仕事において影響すると思うこと』について調査した結果、夫婦の関係性が仕事において『影響しない』と思う人はたった5.6%で、残りの94%は様々な面で影響している事がわかりました」(同)と報告。
また、どのような点で影響を受けるのかについては、1位が「仕事のモチベーションや効率(70.6%)」、2位が「仕事上の人間関係(40.6%)」、3位が「仕事のクオリティや成果(39.2%)」と“労働生産性”に大きく関わる点が挙げられている。
「日本の時間あたりの労働生産性」は46ドルで、OECDに加盟する35か国中20位、先進国7か国の中では最下位だった。つまり、日本は労働生産性が非常に低い国と言って良いだろう。
そのため、これらの結果から「日本人の労働生産性の低さは、夫婦関係の満足度の低さが引き起こしているのでは?」と考える人もいるかもしれない。
だが、リクルートブライダル総研が実施した「夫婦関係調査2017」では、既婚者の約7割が夫婦関係に満足しているという結果だったため、「労働生産性と夫婦関係の因果関係がある」と結論づけることは難しそうだ。
ただ、労働生産性と夫婦関係の間には、何かしらの相関が潜んでいる可能性が十分考えられるので、より深い考察がこれから必要になってくるかもしれない。
最近、上司から業務の効率の悪さやモチベーションの低さを咎められたなら、パートナーに思いやりのある言葉をかけたりプレゼントをあげたりすると、知らず知らずのうちに仕事が上手くいく可能性があるので、是非やってみてはどうだろうか?