ロシアのスパイなのかアメリカのCIAなのか正体のわからないイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、ある日CIAにやってきたロシアの謎の密告者オルロフから大統領暗殺計画の濡れ衣を着せられてしまう。ソルトは行方不明になった愛する夫を探すため、CIAの追っ手から必死で逃れるが…。
深く考えてはいけないアクション娯楽作としては文句無く面白いわ。車から車に飛び移ったり、高いところから落ちたり、とにかくソルトのスパイっぷりが激しいのが見どころね。それにしても、アンジェリーナ・ジョリーって紛争地帯の飢えた人の事を思うとご飯もノドを通らないって前に言ってたけど、そのわりにはバンバン人が撃たれて死んだり、爆弾つくってぶっ放したり映画の中ではとにかく物騒。命がいくつあっても足りないの。日中こんな激しい撮影していて、家に帰っよくてママができると感心してしまうわ。チャッピーだったら病みそう。あと、変装に困ったソルトが服やら帽子やらを堂々とくすねたり、おトイレのナプキン自販機をぶっ壊したりするシーンは、教育上ヨロシクないので子どもたちに見せたらいけないと思うけど…。
冷徹だったソルトが…事態はおもわぬ方向へ…。最後の最後まで飽きさせないつくりはさすが。シュワちゃんのトータルリコールとか、スタローンのランボーとかみたいな、いかついテイストで責め、ラブシーンも無いのになぜかスクリーン全体に色気があるのは、やっぱり艶やかなアンジーの唇があるから。やっぱりエロいわね。(チャッピー)