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行平あい佳インタビュー 壇蜜超えSM全裸濡れ場映画

――オーディションで抜擢されたそうですが、アブノーマルな性愛シーンには、抵抗ありませんでしたか?
「事前に原作と台本を読ませていただいていたので、抵抗はなかったです。台本には、真髄はノーマルな人と人との関わり方だったり、恋愛感情に似た人の思いなど、かなり繊細に書かれていました」

――壇蜜さんが主演して話題になった『私の奴隷になりなさい』の6年ぶりの新シリーズですが、演ずるにあたり意識はしましたか?
「もちろん前作は拝見しておりますし、“続編は気張ってやらないと!”という気持ちはありました。作品として時代を築き、そのジャンルを広めた作品ですから、気を引き締めて、演じさせていただきました」
 母親は、“日活ロマンポルノ界の聖子ちゃん”といわれた女優の寺島まゆみ。当時、お世話になった男たちにとっては、親子の関係も気になるところだろう。

――ある記事で、“母は格好よくて憧れています。母娘二代で日活ロマンポルノに出たかった”と語っていましたが、女優の先輩として、どのように思っているのでしょう。
「映画の中に生きていたこと自体が、すごく格好いいと思います。もちろん、日活ロマンポルノも、作品としてとても面白く見られるし楽しいですね。母のやっていたのはアイドル寄りではありますけど、素直にうらやましいと思いました」

――物心つく頃から、お母さんの仕事がロマンポルノ女優だということを教えられていたのですか?
「何となく知ったというか。徐々に情報解禁された感じでした(笑)。ただ、母から直接、“女優だったのよ”と言われたことはないです。もともと私は映画が好きなので“えっ脱いでいたの!”という驚きは全くなく、“そうなんだ! いいなぁ〜”っていう感じですかね。主役を15本演じたというのは、やはりすごいですよね。小さい頃は、普通のお母さんだと思っていたのに…(笑)」

――今回の作品は、お母さんもご覧になったのですか?
「初号試写の時に来てくれました。ただ、私の演技のことよりも、“このシーン、手持ちカメラで撮っていたの?”とか、そっちの方が気になったみたいです」
 映画は、サタミシュウの小説を原作に、『私の奴隷になりなさい』の続編となるシリーズ第2作。大手広告会社員の目黒(毎熊克哉)と不倫にのめり込む人妻の明乃(行平あい佳)。次第に、「彼=ご主人様」の関係に陥り“調教”されていくのだが、実はその主従愛の裏には明乃の夫も深く関わっているというストーリー。

――物語では、目黒から口説かれ、すぐにホテルに行ってSEXの関係が始まります。実際、私生活で、こんな風に口説かれたことってありますか?
「現実にあったとしたら、確実に怪しい人ですよね(笑)。でも、撮影で目黒さんにああ言われると、“なびきそうになる”と思いながら、演じてました」

――この作品では、ロマンポルノよりも多い、10回以上も濡れ場があります。様々なシチュエーションでの性愛シーンに、現場で細かい演技指導などはあったのでしょうか。
「そんなにあったんだ! でも、ロマンポルノ時代より、尺が30分ぐらい長いので(笑)。城定監督が、私たちの演技を一度、見てくださってからエッセンスを足すこともあれば、監督自ら“こんな感じだから”と、やってくださることもありました。後半は、監督の体を使った実演が楽しみになったりもしましたね」

――股間やフェラチオしているところも、奴隷のごとくデジカメで撮られるなど、エロス描写がどんどんエスカレートしていきますが。
「ちょっとした目線の動きに対してとか、今、目黒さん(毎熊さん)と意思疎通ができているなと思う時がありました。作品の中でしっかりとあるイメージが、私の中にストンと落ちていたので、目黒さんとの主従関係にも抵抗なく、忠実にできたと思います」

――主従関係といえば、街角を超ミニスカートに首輪で恥ずかしそうに歩くシーンがありますが、周りの目は気になりましたか?
「実は、撮影場所が地元だったので、恥ずかしかったですね。“卒業した高校も近くだし〜”とか思いながら、いろんな感情になりました。周りはエキストラなんですが、街に住む一般の人もいて(笑)」

★お尻を叩かれながら歌ってます
――濡れ場シーンでは、前貼りをしての撮影だったそうですね。
「今春公開された『素敵なダイナマイトスキャンダル』で1度、経験していたので、慌てることなくできました。ただ、今回はあらゆる場面での前貼りだったので、泡風呂のラブシーンでハズレそうになったりとか、ハプニングもあって少し困りましたけど(笑)」

――作品の中では、ヘアを一切、見せていません。撮影前の約束事など、あったのでしょうか?
「私自身は、作品に対する必要性を理解できれば、嫌だという気持ちはないです。ただ今回は、企画段階で“映さない美学”を監督が話されていたので、そうなったのかもしれません。だからこの映画は、ヘアを出さない綺麗さなんです。行為の時にカメラが動くということがなく、絵画のように綺麗に撮る監督に、(私自身)尊敬の念が大きかったです」

――撮影を通して、自分自身の性癖への発見は、ありましたか?
「撮影に入る前、自分はSかMか、なんて全然思いませんでした。でも、これを通して、私は絶対Sにはなれない、と。Mの人に指令を出したり、サービス精神をそこまで向ける企画力はないと思いました。それに対し、Mの方は、関係性がしっかりしているので、受け入れやすかったです」

――ちなみに、自分の体で自信のあるところは?
「ないですよ。でも、肌が白いところは、“おばあちゃん、ありがとう”って言いたい! 母も白いですけど、祖母譲りなんです」

――過激シーンがてんこ盛りの本作の中で、最も好きなシーンを挙げてください。
「寝室の一連のくだりですね。明乃が赤いリップを塗るシーンが好きです。あそこは、目黒さんとの立場が逆転というか、関係性がブレるところなので」

――プライベートで、やってみたいシーンとかはありましたか?
「やりたいより、やりたくないのは、お尻を叩かれながらカラオケボックスで歌うこと(笑)。あれは嫌ですね。タンバリンと交互で叩くんですから(笑)」

――プライベートで、凝っていることはありますか?
「今だけでなく、ずっとですが、漫画を読むのが好きですね。外に出ないのがバレるけど(笑)。性愛シーンが出る内容のものも、大好きです。私は紙が好きなので、本を買っちゃいます。何もない真っ白な紙に、手で創り出すところが、すごく尊敬しちゃうんです」

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
「チラシをパッと見ると、男性向けの作品と思われるでしょうけど、女性こそ見ていただきたいと願ってます。女の人の複雑な気持ちの絡まりとか、共感できる部分があると思います。確かに刺激的な作品ですが、ただのエッチな映画ではなく、人間性や気持ちが描かれた繊細な作品なので。見て、残る気持ちを紐解いてもらうと、明乃と同じく、新しく向かう世界があるかも知れません。ぜひ、ご覧になってほしい作品です」

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ゆきひらあいか=1991年、東京・新宿生まれ。母親は、日活ロマンポルノで人気を博した女優・寺島まゆみ。早稲田大学を卒業後、フリーの助監督を2年間務める。'17年、ドラマ『コウノドリ』(TBS系)で念願の女優業を開始。主な映画出演作に、『素敵なダイナマイトスキャンダル』('18年、監督・冨永昌敬)がある。
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『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』
製作・配給/KADOKAWA 9月29日(土) 池袋 シネマ・ロサ ほか全国公開。

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