Perfumeは18日、公式インスタグラムを更新し、21日に「大切な大切なメッセージ」を発表することを予告。ファンを騒然とさせていた。そんななか、「私たちPerfumeの全ての活動の中心はLIVEにあります。みなさんと同じ時、同じ場所に集い、共鳴するために全てを捧げて、こんな奇跡はこれが最後かもしれないと思いながら、毎回ステージに立ち、心を燃やしてきました」と切り出し、「みんなとの時間はなににも代え難い私たちの生きがいです。『輝いている私たちを歴史に残すこと』それはPerfumeの夢のひとつでした」と説明した。
突然の報告にファンからは、「Perfumeでいるためにすごくストイックに努力してきたと思うので、これからは純粋に人生を自由に楽しんでほしい」「女性グループで20年以上入れ替えなしで続けてるのはすごいこと」「これから先のPerfumeとしての在り方も含めそれぞれの人生を自由に謳歌できることを願ってます」といったエールがSNS上に寄せられている。
その一方で、「正直解散でもおかしくないと思ってた」「今後の方向性が難しいグループ」「復活するかなあ…?これは、フェードアウトしちゃうのかな、というイメージ」といった悲観的な声も漏れ聞こえる。
地元・広島のダンススクールで出会った3人は、Perfumeを結成。長い下積み生活を経て2005年9月21日、シングル「リニアモーターガール」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)でメジャーデビューを果たした。2007年のシングル「ポリリズム」(同)が社会現象を巻き起こし一気にブレイク。デジタル加工を施した歌声とハイクオリティな音楽が相乗効果を生み出し、以後は数多の革新的なパフォーマンスを世に送り出し続け、日本のみにとどまらず、世界でもその名を知らしめた。また、2008年から2023年の16年間、NHK「紅白歌合戦」に連続出場を成し遂げた。
Perfumeは、「どんな形になっても3人でいれば一生Perfume」と、絆の固さを強調。つづけて、「その中で長く人生を共にしていくなら、より良くかっこいいPerfumeでまた新しい挑戦へ進むため、一つの区切りを持とうということになりました」と伝えた。また、「急に明日Perfumeの活動が入りましたと言われても、すぐに出られるように心も体も磨いて毎日備えてきて、25周年を迎えた私たちが、初めてそれぞれの人生にクローズアップして向き合って、新しい私たちを見つけていこう、という時間です」と今後にも触れ、「みなさんと創り上げたいくつもの景色はこれから先も私たちを鼓舞してくれて、弱気になったり自分に負けそうになった時、きっとずっと照らし続けてくれます。私たちを支え、応援してくださっているすべてのみなさまに、心から感謝しています。一度も休まずずっとPerfumeを続けてきたので、それぞれの人生に少し時間をもらえたら、嬉しいです」とファンへの理解を求めた。
22日、23日には活動休止前最後の単独公演「Perfume ZO/Z5 Anniversary“ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME」を開催するPerfume。デビュー20周年と活動休止前の“最後のライブ”となり、貴重な場となりそうだ。年内最後まで、ますます目が離せない。