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2015年のゲーム業界は動いたのか? 勝手にランキング形式で紹介!

 据え置き、PCゲーム、ネットブラウザゲーム、スマホゲームなどなど、日々めまぐるしい勢いで進化しているゲーム業界。そのゲーム業界で今年起こった話題や事件などを、独断と偏見でランキング形式で紹介する。それでは、いってみよう!

10位『マインクラフト』が子供にブーム
 既に09年にPC向けゲームとして配信を開始しており、2015年上半期の段階で2000万本を超えているので、今更感はあるが、これが現在は子供たちの間でもヒットしているらしい。『おはスタ』(テレビ東京系)では、週一で特集を組むなど、小学生からの認知度が向上しているとか。自由に建物や作物を作れる同ゲームは子供の想像力も育てるし、親も怒らなそうだ。

9位 SMAP・中居正広「デレステ」新CMに出演
 Cygames(サイゲームス)の配信している、スマートホン向けゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(通称デレステ)のCMに突如中居が出演し、12月25日頃からTwitterなどで騒然となった。しかもCMでは、同作の女性アイドルキャラが踊る振り付けを完璧にコピーした状態。さらに、『お願い!シンデレラ』、『Star!!』の2曲をあの独特な歌声で披露しているというオマケもついている。ダンスで完璧をアピールし、歌声でほころびを見せるとは…。もはや反則レベルで中居の魅力を凝縮したCMとなっている。おそらくアイドルマスターの世界観でいえば、S級アイドルの実力は問題なく備えているだろう。

8位『ガールフレンド(♪)』前代未聞の350時間超えメンテナンス
 サイバーエージェントが配信しているスマホゲーム『ガールフレンド(♪)』が、12月1日に配信をスタートさせたが、そのわずか4時間後に緊急メンテナンスに突入。その後、約350時間に渡りメンテナンスを続け話題となった。同作は人気を博した『ガールフレンド(仮)』のキャラクターが登場するリズムアクションゲームとなっており、固定ファンも多かったことからTwitterなどでは罵詈雑言があふれた。

7位 延期の続く「艦これ」の派生ゲーム
 DMMと角川ゲームスによる人気ブラウザゲーム『艦隊これくしょん 〜艦これ〜』のPS Vita用ソフト、『艦これ改』の11月26日の発売が2016年2月18日まで延期となってしまった。そもそも、それ以前にも延期をしており、ファミコン・スーパーファミコン時代の某大作RPGゲームを思い出すような展開となっている。ついでに、同作のアーケード版である『艦これアーケード』(アーケードはセガが担当)も年内の稼働を延期しており、現在もファンをやきもきさせている。

6位『スプラトゥーン』ヒット
 5月28日に任天堂が発売した同ゲームは、「Wii U(ウィー・ユー)」向けソフトとして今年、絶大な人気を博した。イカ人間になったプレイヤーが、お互いに違う色のインクをスプレーで発射したり、ローラーで塗りつぶすなどして陣地を取り合うという単純なゲームだが、4対4での、通信対戦での熱い駆け引きが人気となっている。注目すべきは過去の任天堂の人気キャラクターを一切登場させていないという点だ。既存のキャラクターに頼らずともヒットを生み出せる、任天堂の底力を感じるソフトとなっている。

5位『メタルギアソリッドV:ファントムペイン』発売
 9月2日に、PS4、Xbox One向けにコナミデジタルエンタテインメントから発売された本作は、最近海外ゲームに押されがちな据え置き機大作ゲームソフト市場の中で、「まだ国内メーカーはやれるんだ」という気を吐いた作品となった。しかし、同ゲーム開発を手がけた小島プロダクションはこの作品を最後に解散。今後の国産大作ゲームがどうなるのか?

4位 小島秀夫氏の新スタジオがSCEと契約
 前記したメタルギアソリッドシリーズの開発を担当していた小島氏と、小島プロダクションが、SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)と契約すると12月16日に発表。コナミからSCEに活躍の舞台を変え、どういった作品をつくるか、期待がかかる。

3位『モンスターストライク』が話題作に
 ミクシィ内のスタジオ「エックスフラッグ」が13年より配信しているスマホゲーム「モンスト」こと『モンスターストライク』が、これまで不動の地位にいた『パズル&ドラゴンズ』(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)を抜いて、App StoreやGoogle Playのランキング売り上げトップとなった。ユーザーが急激に増えすぎて、8月に開催された「モンストフェスティバル2015」では、特典目当てに来場者が殺到し問題になったことも。スマホゲームの人気持続は、それまでのソーシャルゲームなどと比べると、寿命が長い傾向にあるともいわれる。さらに、他作品とのコラボや、アニメ放送での話題作りなども続けており、このブームはしばらく続きそうだ。

2位『モンスターハンタークロス』やはり大ヒットに
 11月28日にニンテンドー3DS用ソフトとしてカプコンが発売したモンスターハンターシリーズ最新作『モンスターハンタークロス』は発売初週で148万本超えのセールスを出すなど、シリーズとしての人気の高さをアピールした。旧来からのファンはもちろんのこと、猫型のお供キャラ、アイルーを操作できる「ニャンターモード」も今回から登場するなどし、アイルーの可愛さによる、女性人気もさらに上がりそうだ。

1位 岩田聡任天堂代表取締役社長死去
 7月11日に胆管腫瘍のため55歳の若さで亡くなった岩田氏。この死は全世界でも大きく報道されることになった。もう、1位はこの出来事しかないだろう。岩田氏は、家庭用ゲーム機の黎明期から、HAL研究所でゲーム開発に携わり、任天堂の社長に就任してからはPR動画の「Nintendo Direct」で自らプレゼンターとして広報活動をするなど、先代の山内溥氏とは違う印象ではあるが、任天堂の顔として強烈な印象を残した。

 以上が、勝手のセレクトしたゲーム業界10大事件だ。あくまで独断と偏見なので、あしからず。(雅楽次郎)

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