2011年、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で「見いひんのやったら、見いひんかったらええのよ」と発言し、批判を浴びていた岡村。当時俳優の高岡蒼甫(現:蒼佑)が「8は今マジで見ない」などとツイッターで呟いたことが事の発端だが、結果的に岡村がフジテレビを擁護する形となってしまっていた。
そんな中、岡村は17日に放送された『めちゃイケ』でコントコーナー「爆裂お父さん」に出演。2013年、お父さん役を演じる加藤浩次がコントの勢いのまま元AKB48の渡辺麻友の顔面を踏みつけるという事態が発生していたが、岡村がその件について「あれくらいからだよね。『めちゃイケ』が叩かれ出したの」と発言した。
しかし、それを聞いた加藤は、「隆史、ラジオで『嫌なら見るな』って言ったよね」と岡村にツッコミ。さらに、「あれは相当ヤバいよね。世の中的に『フジテレビまで見るな』ってなっちゃって、フジテレビの風向きがガッと変わった」と述べると、岡村は気まずそうに苦笑いを浮かべていた。
その後、ふたりはそろって頭を下げ、「『嫌なら見るな』と言ってしまって申し訳ありませんでした」と謝罪したものの、6年半が経過してからの謝罪に鼻白んだ視聴者も多かったようで、ネットには「今更何を言っても遅い」「実際面白くないから見てないし」「イヤだから見なくなった結果が今の凋落ぶり」といった声が書き込まれていた。
その時期を境にコンテンツ自体の面白味もなくなってきたのも事実。多くの人に突き刺さった「嫌なら見るな」の皮肉が自分の番組の打ち切りに繋がるとは当時の岡村も想像できなかったのだろう。『めちゃイケ』打ち切りの戦犯は岡村の想像力のなさだったのかも知れない。