2020年には、eスポーツの視聴者や観衆数が5億人を超えると言われており、メジャースポーツと肩を並べるほど注目度が高まっているようだ。
この勢いは日本でも見られており、大規模な大会が多く開催され始めている。
ただ、世界と比べて大きな賞金を出せないことやプロゲーマーの定義が曖昧であることなど、様々な問題が山積みらしい。
そんな現状を打開すべく、2月1日に都内で「日本eスポーツ連合」の設立が発表され、日本eスポーツ連合・代表理事の岡村秀樹氏は「選手の育成や社会的地位の向上につながる」とeスポーツを盛り上げていきたいと抱負を語った。
日本eスポーツ連合は、プロゲーマーの定義が曖昧な現状を改善すべき問題と捉え、プロラインセンスの発行を早急に取り組んでいくつもりなのだという。
この動きを受けて番組では、日本で初めてeスポーツ専攻のコースを開設した東京アニメ・声優専門学校の生徒や講師にインタビューを試みた。
プロゲーマーを目指していると言う生徒は「海外ではプロゲーマーは憧れの存在。プロゲーマーがどういうものかわかりやすくなるんじゃないかな」とプロライセンスを設けることで、プロゲーマーが広く認知されることを望んでいるようだ。
同校の講師の鈴木悠太氏は「eスポーツを押し上げていこうという動きは、本校にとってはすごくプラスになる」とeスポーツ業界のさらなる発展を期待した。
ただ、このニュースを受けてツイッターでは「eスポーツのプロライセンス免許制度にして金を儲けようってことが見え見えだ」「ほんとeスポーツ連盟とかいらんやろ。厚顔無恥。盗人猛々しい。ライセンス料とりたいだけ。どっかのカスラックといっしょ」「ゲームに興味ない金儲けのおえらいさんが割り込んで来て、eスポーツと言うにはおかしい」といった懐疑的な意見が多い。
プロゲーマーという言葉はなかなか耳馴染みがなく、違和感を覚える人も多くいるだろう。
だが、数年後には多くの人がゲームを巧みにプレイするプロゲーマーに、熱狂する日が来るのかもしれない。