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ハッシーの地方競馬セレクション(2/6)「第49回報知グランプリカップ(SIII)」(船橋)

 世界戦遠のく…。先週世界戦挑戦権をかけた「第62回川崎記念(JpnI)」が川崎競馬場で行われました。本命に推した内藤大助ことワンダーアキュートですが、開始早々好スタートを切り前半から攻める攻める。ジャブを打ちまくり前のポジションを取る。8ラウンド(向正面)まではワンダーアキュートが手数の多さで有利に試合を進めていましたが、9ラウンド(2週目の3コーナー)から若きチャレンジャー・ハタノヴァンクールが勝負はここだと言わんばかりにジャブ、ストレートのラッシュ。不意を突かれたかワンダーアキュートは防戦一方に。11ラウンド終盤(直線半ば)ではダウン寸前になるも、12ラウンドで最後の力を振り絞り巻き返すが、僅かに届かず若きチャレンジャー・ハタノヴァンクールが世界戦への切符を手にしました。ワンダーアキュートの敗因の一つは、先週当コラムでポイントとして取り上げたように減量。マイナス馬体重ならベストパフォーマンスが出来ると書きましたが、実際はプラス馬体重でした。次戦こそは減量に成功して、世界戦行きの切符を手にしてもらいたいですね。

 今週は船橋競馬場で「第49回報知グランプリカップ(SIII)」が行われます。スプリント、マイル戦を得意とするスピード自慢や、2000m以上を得意とするスタミナ自慢が相見える一戦。白熱したレースが期待できそうです。

 本命は日本アカデミー賞最優秀主演男優賞の初タイトルを目指す阿部寛こと◎(3)アドマイヤシャトルです。本馬にはまだ重賞タイトルがなく、当レースで重賞タイトルの期待がかかっています。また、中央という舞台で連勝し、一気にOPまで一気に上り詰め一躍脚光を浴びましたが、そこからどん底の時代があり、地方へ移籍して再び脚光を浴びました。阿部寛が人気モデルから一時期低迷し、俳優として花開き再び脚光を浴びた生き様がそっくり。地方競馬界の阿部寛は、前走で今回一番の強敵・シーズザゴールドに惜敗しましたが、コーナーがややきつい川崎競馬場ということや、距離適性という部分でもシーズザゴールドに分があったと思います。今回は船橋競馬場ということでコーナーが緩く、追い込み脚質のこの馬にはプラスになります。また、これまでのレースぶりを見る限りでは1800mがベスト。今回が転厩3戦目で、叩かれて調子を上げてくる本馬にはプラスの条件が揃っています。調整も外厩で乗り込まれており力を出せる仕上がりです。本家・阿部寛とタイトルW受賞となるように、まずは地方競馬界の阿部寛が決めたいところです。

 対抗は本命のライバル○(14)シーズザゴールドです。本馬は2010年の羽田盃(SI)の勝ち馬で、能力の高さは疑いようもありません。一時期低迷していましたが、前走の報知オールスターカップ(SIII)でしぶとい脚を見せ見事3年ぶりの勝利を飾りました。本馬のセールスポイントは、どこからでも競馬が出来るところです。鞍上の戸崎騎手とも手が合うようで、テン乗りだった前走でピタリと折り合いが付いていました。メンバーを見る限りペースはそれほど早くならないかと思うので、早め早めの競馬から押し切り勝ちを狙ってくるでしょう。

 ▲は老いてなお進化を続ける(10)タマモスクワートです。デビュー以来一番の好調期に入っており、調子は勝った前走よりさらに上向きです。距離延長に不安がありますが、昨年このレースで5着しているように、ぎりぎりこなせる範囲でしょう。

 以下、スタミナ自慢の実績馬△(11)トーセンルーチェ、スピード自慢の(5)ナイキマドリードまで。

◎(3)アドマイヤシャトル
○(14)シーズザゴールド
▲(10)タマモスクワート
△(11)トーセンルーチェ
△(5)ナイキマドリード

買い目

【馬単】5点
(3)→(14)(10)(11)(5)
(14)→(3)

【3連単】6点
(3)(14)→(3)(14)→(10)(11)(5)

※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリー。

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