さて、今週は「第56回ニューイヤーカップ(SIII)」が浦和競馬場でおこなわれます。3、4コーナー中間からのスタートという特殊形態のコースで、南関東3歳クラシックに向けた重賞です。
本命は馬っぷりが良くやんちゃな武井壮こと◎(10)アメイジアです。最近よくテレビに出ている肉体派タレントの武井壮は、陸上の10種競技の元日本チャンピオンということだけあって、肉体は鍛え抜かれており、運動や筋肉の話になると暴走し、共演者を困らせてしまう一面を持っています。アメジストも馬っぷりが良く、スタートに限って気の悪さを出してしまう。そんなところが武井壮に似ています。ここは武井壮の勢いにあやかって初重賞制覇をしたいところです。本馬はスタートがポイントで、これまで出走したほぼすべてのレースで出遅れるかヨレるかの気の悪さを見せています。前走も気の悪さを出してしまい、スタート後外へ切れて落馬してしまいました。しかしカラ馬の状態ではありましたが、出遅れた上に終始大外を回りながらも先頭でゴールする能力の高さを見せつけました。先行力がありコーナーリングも上手いので、小回りの浦和競馬場も望むところ。重賞2勝馬で今年の南関東クラシックの有力馬に挙げられているインサイドザパークと勝ち負けをしている能力があるので、まともにスタートさえ切れれば初重賞制覇となるでしょう。
対抗は唯一の重賞ウイナー○(5)ソルテです。前走の全日本2歳優駿(JpnI)では、スタート後すぐに他馬と2度接触し、4コーナーでも接触、最後の直線では前が塞がり進路を変更する不利がありながら2着以下とはあまり差がない7着。たらればになってしまうが、スムーズな競馬が出来ればもっと上位に来ていた可能性は高いと思います。前々走のハイセイコー記念(SII)で見せた3コーナーからの上がって行く脚や、直線抜け出す時の脚は素晴らしく、こちらも高い能力を持っています。飛びがやや大きめで、小回りという点に不安があるため対抗としました。
▲は浦和大好き(4)ドリームゴーゴーです。浦和競馬場は2戦2勝と相性が良く、前走の新風特別では直線鞍上の手が動くことがなく馬なりのまま5馬身差の圧勝。力をつけているのもそうですが、コーナーリングが上手いので浦和が合っているのでしょう。もしくは浦和の街が好きなんですかね(笑)。先行力があり、内枠とこのコース形態の好走条件と一番合致するのが本馬です。でも、近年この重賞ではなぜか中から外枠ばかり勝利しているんですよね。今回もその傾向は続きそうです。
◎(10)アメイジア
○(5)ソルテ
▲(4)ドリームゴーゴー
買い目
【馬単】3点
(10)→(5)(4)
(5)→(10)
【3連単】4点
(10)(5)→(10)(5)(4)→(10)(5)(4)
※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリー。