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ハッシーの地方競馬セレクション(12/19)「第63回全日本2歳優駿(JpnI)」(川崎)

 先週は浦和競馬場で「第50回ゴールドカップ(SIII)」がおこなわれました。本命に推した苦労人・風間トオルことサクラロミオは、スタートは出ましたが久々のせいかダッシュが付かず後方へ。道中は後方4、5番手を追走し、残り800mくらいからペースが上がり始め、浦和特有の向正面からの仕掛け合戦が始まるが、サクラロミオは苦労を重ねているだけあって微動だにせずマイペース。3コーナーあたりで鞍上からGOサインが出てもなかなか加速せずマイペース。直線に入ってもジリジリとしか伸びずここでもマイペース。マイペースの結果8着に敗れました。やはり4か月の休み明けのせいか、悪い意味で終始マイペースの競馬になってしまいました。今回の競馬が良い刺激になって、今まで苦労してきた経験を活かし再び花開いてもらいたいですね。

 今週は川崎競馬場で「第63回全日本2歳優駿(JpnI)」がおこなわれます。過去の優勝馬には、ゴドルフィンマイル(GII)を4馬身差で圧勝し、シェイク・モハメド殿下率いるゴドルフィンに400万ドル(当時のレートで約4億6千万円)で移籍したユートピアや、地方の雄・フリオーソなど数々の名馬を輩出しているレースです。未来のスターホースを目指し、熱き戦いが繰り広げられます。

 本命はDA PUMPのISSAこと◎(10)アウトジェネラルです。ISSAはあっちへふらふらこっちへふらふらと女優やモデルなどと数々の浮き名を流してきました。アウトジェネラルはまったく不純なところはなく一生懸命走っていますが、走りがあっちへふらふらこっちへふらふらと、真っ直ぐ走れないふらふら感が似ています(笑)。ふらふら走ってはいますが、前走のレースは見どころがありました。勝ち馬から0.8差の4着と数字上ではかなりの差をつけられましたが、スタートでタイミングが合わず後方からの競馬になっただけではなく、一頭だけ2000mのレースをしているんじゃないかというくらい終始大外を回っていました。それでも最後までしぶとく脚を使っていることや、上位馬がすべて先頭から5番手内の馬だったにもかかわらず、一頭だけ後方からの競馬で上位に食い込んできたことを考えると、一番強い競馬をしたのは本馬でした。今回は転入初戦になりますが、そこは名門・川島正厩舎。きっちりと仕上げてくるでしょう。

 対抗は無敗の王者を目指す○(6)アルムダプタです。デビューから連勝し、2戦目にして重賞制覇を成し遂げた実力の持ち主。前走ではキャリア1戦とは思えないほど落ち着いたレースをしていましたが、反面終始内を回ってロスのない競馬をしていた為、もまれたときの不安が残ります。JpnIともなるとそう楽な競馬はさせてもらえないのでそのあたりがどう出るか。調教では坂路で入念に乗りこまれ、軽快なフットワークを披露しており好調です。

 ▲はダート2戦2勝で、名門・ダーレージャパンファーム生産馬のお嬢様(3)サマリーズです。前走は好メンバーが揃ったポインセチア賞で、並みいる牡馬をなぎ倒した実力があり、抜かれたら抜き返す根性を持っています。先行しても後方からでも競馬ができる自在性があり、距離はぎりぎりこなせる範囲でしょう。

 以下、先行したらしぶとく、前走レコード勝ちをしたように豊かなスピードを持っている(8)ドコフクカゼ、スタート直後に他馬に寄られる不利があり、ポジション取りを悪くしながら器用に立ち回って2着を確保した(9)アップトゥデイトまで。

◎(10)アウトジェネラル
○(6)アルムダプタ
▲(3)サマリーズ
△(8)ドコフクカゼ
△(9)アップトゥデイト

買い目

【馬単】5点
(10)→(6)(3)(8)(9)
(6)→(10)

【3連単】12点
(10)(6)→(10)(6)(3)→(10)(6)(3)(8)(9)

※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリー

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