さて、今週は「第33回浦和記念(JpnII)」が浦和競馬場でおこなわれます。浦和記念は交流重賞の中でも地方馬が活躍を見せており、馬券的妙味があるレースです。
本命はそろそろ復活しそうな野口五郎こと◎(7)ランフォルセです。以前は本家・五郎同様落ち着いた大人びたレースをしていましたが、ここのところ精彩を欠いたレースが続いていました。しかし、今回は調教師の三井ゆりからビシビシと鍛え…じゃなかった萩原調教師からビシビシと鍛えられ、本来の輝きを取り戻しつつあります。実績は川崎記念(JpnI)2着やダイオライト記念(JpnII)勝ちなどメンバーの中では断然で、本来の調子を取り戻せば勝ち負けは必至。鞍上がムーア騎手に代わり、本家・五郎同様外国人とのセッションが刺激となり、当レースで不振を脱出してくれるでしょう。
対抗はいつも五郎の次に甘んじている○(9)ピイラニハイウェイです。今年3月におこなわれたダイオライト記念2着、続くかしわ記念(JpnI)5着と、それぞれ一つ前の順位には五郎ことランフォルセがいました。今回はかしわ記念以来の再戦で、リベンジを果したいところ。本馬は寒い時期に調子を上げるタイプで、夏場に比べ冬場に好走が目立ちます。前回ランフォルセと闘った時は5月だったので、寒くなってきた今の時期ならば逆転まであるかもしれません。
▲は単騎逃げが期待できる(11)エーシンモアオバーです。今回の出走メンバーを見渡すと、なにがなんでも行きたい馬がおらず、マイペースの逃げが打てそう。大外枠ではありますが、本馬は出脚が鋭い方ではないので、却って包まれずに先行できるこの枠はプラスになるでしょう。大型馬ではありながら小回りが得意なのも浦和向き。鞍上は今年浦和競馬場で連対率4割を超えている戸崎圭太騎手とくれば、馬券に絡むこと間違いなし。
以下、冬場に良績が集中しており調子を上げてきた実力馬(5)ダイシンオレンジ、前走を叩いて動きが一変した(1)グランシュヴァリエまで。
◎(7)ランフォルセ
○(9)ピイラニハイウェイ
▲(11)エーシンモアオバー
△(5)ダイシンオレンジ
△(1)グランシュヴァリエ
買い目
【馬単】3点
(7)⇔(9)
(7)→(11)
【3連単】6点
(7)→(9)(11)→(9)(11)(5)(1)
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリー