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ハッシーの地方競馬セレクション(1/30)「第62回川崎記念(JpnI)」(川崎)

 ゆずポン敗れる!! 先週大井競馬場で「第16回TCK女王盃(JpnIII)」がおこなわれました。本命に推した愛川ゆず季ことレッドクラウディアですが、スタートで他馬より半テンポ程出遅れるちょっと嫌な展開。それでも手綱をしごいてしごいてハナを切りました。道中はゆっくりレースを進めたかったところですが、そうはさせないと後ろからあっちゃんことエミーズパラダイスがツンツンとプレッシャーをかけるかける。3コーナーでは後続も早めに動いてさらにツンツンツン。さすがのゆずポンもあまりのプレッシャーにスタミナを奪われ、最後の直線では余力がなくなり3着に敗れました。かぶされるのを嫌って逃げにこだわってしまった為、結果的に息の入らない厳しい展開となってしまいました。ですが、今回の競馬で能力の高さを再認識しました。並の馬ならあそこまで厳しい展開になると馬群にズブズブと沈んでいってしまいますが、厳しいトレーニングを積んできた成果か凄まじい粘りを見せました。次の大会(レース)でもゆずポンことレッドクラウディアに注目です。

 さて、今週は「第62回川崎記念(JpnI)」が川崎競馬場でおこなわれます。交流重賞では珍しく、昨年出走した馬が一頭もいないというメンバー構成です。今年最初のJpnIを勝つのはどの馬か。注目の一戦です。

 本命は今年こそはと絶対王者を目指す内藤大助こと◎(11)ワンダーアキュートです。前走のタイトル戦で…じゃなかった「東京大賞典(GI)」では、世界チャンピオンを目指しローマンレジェンドと対戦しましたが、最後の直線までジャブ、フック、ストレートのラッシュでKO勝ち目前と思いきや、残り150mあたりでローマンレジェンドの見事なカウンターをボディにくらい逆転KO負けとなりました。しかし、それまでのレース運び、直線での手応え、馬体がぶつかり宙に浮くアクシデントさえなければと思わせる素晴らしい内容でした。そして今回ポイントとなるのは馬体重です。ベストレースだった昨年のJBCクラシック(JpnI)が501kg、スマートファルコンと死闘を繰り広げた一昨年の 東京大賞典は508kgと、完成された馬体となった一昨年の冬以降、ベストパフォーマンスを見せるのは510kgを切った馬体重の時。今回510kgを切ってきたら迷わず頭で勝負したいですね。ましてや舞台は初タイトルを手にした思い出の地・川崎。再度世界チャンピオンに向けてローマンレジェンドと対戦するまでは負けるわけにはいきません。川崎記念を勝ってローマンレジェンドにリベンジです。皆さんは川崎記念を当てて第2ラウンド(豪遊)してください(笑)。

 対抗はこちらも世界王者を目指す若きチャレンジャー○(3)ハタノヴァンクールです。昨年のジャパンダートダービー(JpnI)で初タイトルを取りました。3歳馬限定ということもあり、例えるならジュニアの日本チャンピオンといったところですが、本馬は昨年末東京大賞典で並みいる古馬に交じって2着に入る活躍を見せました。レースでは初めて先行し、結果を残したことにより脚質に幅がでました。直線では一度勝ち馬に離されたものの、最後までしぶとく伸びて差を詰める強さ。能力的にも上位2頭との差は詰まってきていますが、左回りが初めてのことや、今回はまだ本命馬の方が上と見た為対抗としました。

 ▲は競馬も戦績もマイペースな気分屋さん(2)タカオノボルです。中9日と厳しいローテとなりますが、この馬の場合ローテうんぬんより気分が大事。いかに気分良く先行できるかがカギになるでしょう。昨年の佐賀記念(JpnIII)では、のちに好メンバーの浦和記念(JpnII)を勝つピイラニハイウェイと1馬身差の2着となった実力があります。今回は先行馬が少なく、楽にハナが切れそうなメンバー構成。好スタートからハナに立ち、マイペースで行ければ3着に粘り込む可能性は十分にあります。

 以下、川崎が得意で交流重賞でも2着がある今好調な△(5)カキツバタロイヤルまで。

◎(11)ワンダーアキュート
○(3)ハタノヴァンクール
▲(2)タカオノボル
△(5)カキツバタロイヤル

買い目

【馬単】1点
(11)→(3)

【3連単】2点
(11)→(3)→(2)(5)

※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代、大井競馬場で開かれた大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後、北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えもあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。顔は馬面。現在はフリー。

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