事の発端は16日昼、島崎が電車の優先席に座る会社員に対し、「お爺ちゃんが子供に席を譲ってあげてるのに優先席に座ってる会社員の人たちは何で平気で座ってられるんだろう」「韓国は素敵だった。健康な若者はみんな立ってた。優先席はガラガラでした」などとツイッターでつぶやいたこと。
このツイートについて一部から「韓国を賛美して日本を貶(おとし)めるやり方は不適切だ」「優先席は健常者が座っていはいけないというわけではないはずだ」との指摘が続出。また、現在の日韓関係の冷え込みもあり、「韓国を持ち上げ日本を貶めた」ととらえられ、問題視する声が噴出した。
これに反応したのが坂東氏。島崎のニュースを報じるツイートを引用し、「『優先席』であって『健常者の着座禁止』ではない。『優しさあふれる意見に賛同できる私ってステキ。あなたもだよね』という同調圧力で社会は奇形化する」と、優先席は「着座禁止」ではないという見方を示し、島崎のスタンスを否定。
その上で「空いてる時は座っていいし、座席を必要とする人が来たら優先席に限らず譲る。座席という空間ではなく心の問題です」とツイートし、島崎の論理は通らないとした。
このツイートは高く評価され、17日18時現在「いいね」は4.1万件、リツイートは1.8万件。さらにリプライでも「そのとおりだと思う」「健常者だって気分が悪くなる人もいる」「健常者に見えて病に冒されている人もたくさんいる」と、「会社員」というだけで「優先席に座るべきではない」とした島崎を批判する声が噴出した。
また、「なぜこのタイミングで韓国を持ち上げるのか」「日本を貶めて印象操作をしているように見える」という声も寄せられた。島崎はこのような声に押されたのか、17日になり、「他国の方が快く思わないコメントが多くて、日本人として悲しくなったので消させてもらった」とツイートを全削除した。
優先席は「健常者禁止」ではないことや、島崎の見た会社員が実は健常者ではない可能性、気分が悪かった可能性もあることを考えると、「健常者着座禁止ではない」「優先席でなくとも必要な人がいたら譲れば良い」とする坂東氏のツイートには一定の論理性があるとみるネットユーザーも多いようだ。
島崎の真意は不明だが、仮に優先席の運用に物を申したかったのなら、別の言い方があったはず。「韓国の若者は立ってて素敵」表現し対立構造を作ったことで、不要な炎上を招いてしまったようだ。