−−デビューシングルとなる『アイム・セクシー〜Da Ya Think I'm Sexy?〜』(以後『アイム・セクシー』)は79年に大ヒットしたロッド・スチュワートの世界的な名盤ですが、30年以上前の作品をカバーするのは、どのような心境でしょうか?
RIO 実は、お話を頂いてから、初めて曲を聴いたんです。音楽は全般的に好きで、邦楽も洋楽も幅広く聴いてましたが、古い曲を聴くという習慣はこれまであまりありませんでした。だから、実はロッド師匠のスゴさを知ったのは、先日ラスベガスの宿泊先のホテルのロビーでロッド師匠の『アイム・セクシー』が、ヘビーローテで流れていてからなんです。
−−収録後に知ったわけですか?
RIO そうなんです(笑)。一瞬私の曲がもうラスベガスで流れてるって驚いたんですけど、よく考えたらまだ発売もしていないしなぁって(笑)。ずっと曲を聴いて練習していたので、耳から離れなくなっちゃって(笑)。
−−最終的には、かなりアレンジを加えて今っぽく仕上がってますよね。
RIO そうですね。アゲアゲな感じの曲調に仕上げて頂きました。原曲を知っている音楽ファンの方々だけでなく、また知らない若い方でも入りやすいように、レコード会社の方が考えて下さった結果だと思います。それで初めて出来上がった曲を聴いた時は、声にならないくらいの良い出来だったので、「ビクターさん(発売するレコード会社)スゴい」って感激しっぱなしでした。
−−英語の詩についてですが、無理なく自然に歌えましたか?
RIO はい、何度も練習してマスターしました。ただ原曲と違って、カバー曲はテンポが速いので、もう早口言葉みたくなっちゃって。しかも英語だし。歌い切ると気持ち良いフレーズがあって、例えば「I'm out of milk and coffee」とか、めっちゃ気持ちいいので、是非皆さんにも歌って欲しいな。
−−ところで、RIOさんのなかで、シンガーになりたいという願望はあったのでしょうか?
RIO はい。音楽は身体の一部といっていいほど好きなので、いつかは皆さんの前で歌いたいなぁと思ってました。安室さんや宇多田ヒカルさん、BUMP OF CHICKEN、レッチリなど色んな方々の歌が好きで、自分もいつかはなんて思っていたことはありましたけど、でも、歌手になりたいなん告白したら「このコどうしちゃったの?」とか思われちゃうと思って。恥ずかしいので本心を打ち明けた友達は1人とか2人とかですね(笑)。
−−念願が叶って、どんな気持ちですか?
RIO 話が来たときは飛び上がるほど嬉しかったですよ。半分以上諦めていたので、本当に嬉しかったです。恵比寿マスカッツをやっていたことが、今回のデビューに繋がったのかと感謝の気持ちでいっぱいです。
−−恵比寿マスカッツの時の“Rio”と、ソロの“RIO”では違いはあるのでしょうか?
RIO 全然違いますよ。恵比寿マスカッツは団体での活動なので、自分が与えられた役回りを徹底していたんですが、ソロの場合は私だけを見られているわけですから、色々な面を魅せていかないといけない。マスカッツの時はぶりっこちゃんだったけれど、『アイム・セクシー』はセクシーさも出していかなくちゃいけないので、すごく研究しました。毎日のように新しい発見があって楽しみの連続でした。
−−確かにPVではかなりセクシーで新しいRIOを垣間見えた気がします。
RIO そう言ってもらえると嬉しいです。『アイム・セクシー』は衣装が白いシースルーで、セクシーなんだけど上品さは残しつつキラキラっとした感じです。研究した成果が出せたんじゃないかと思います。
−−では最後に、シンガーRIOとしての抱負とファンの皆様に向けてメッセージをお願いします。
RIO 歌や踊りは世界共通なので、“RIO”という名に負けぬよう(大文字だけに)大きくなっていければいいなと思います。目指すは日本のリアーナです! そして、今までの活動を応援して頂いた皆さんには私の新たな一面を好きになってもらえるよう、これからも頑張りたいです。また、今まで私のことを知らなかった人に、より多く知ってもらえるよう活動していきたいと思います。
−−ありがとうございました。
■CDリリース記念イベント ミニライブ&特典会開催決定
<日時>2013年12月8日(日) 14:00スタート
<会場>お台場 ヴィーナスフォート 教会広場
詳細はレーベルサイト(http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A024605.html)へ