「もし、前もって自らに迫る危険を察知することができたら?」
動物たちが地震などの自然災害を察知して逃避行動を取ることはよく知られている。しかし人間だって同じ動物。そのような能力があっても決して不思議ではない。
自分の命の危険を知らせる方法として、『三脈法』という秘法が古くから伝わっているのをご存じだろうか。24時間以内に命の危険がある場合、存在意識が危険を察知し、本人に気付かせるために脈を乱して教えてくれるというのだ。
そのやり方は非常に簡単。首の両脇にある頚動脈と手首の脈、3つの脈を同時に診るだけ。
まず、左手の親指と中指を下顎骨の左右の動脈(奥歯の下辺り)に当てる。
次に右手の指を左手首の動脈に当てる。平常時は3カ所の脈は同時に打っているのだが、もし、それぞれの脈がバラバラに打っていたら、24時間以内に命の危険があるなど、大難の兆候なのだという。
また、その脈の状態から起こるであろう災難の種類まで分かるという。
3カ所ともバラバラの場合=命に関わる大きな危険がある。
右手首だけ乱れている=人間関係に関するトラブル (喧嘩、訴訟問題の発生など)。
左頚動脈だけが乱れている=金品に関するトラブル (強盗、詐欺など)。
右頚動脈だけが乱れている=生命力の衰弱 (病気の悪化、急性疾患など)。
三脈法を試みて、もし脈がバラバラだった場合は、即刻その場から離れた方が良い。例えば乗り物に乗っていた場合は降りる、これから乗る場合はキャンセルする、建物の中にいるのなら外に出る、といった具合だ。
その場を離れてから再び三脈を診て、一致していれば災難は避けられた、ということになる。
残念ながら三脈法では地震等の広域な自然災害は予知できないが、地震が起きたとして、自分が今ここにいて安全かどうかを知る手立てにはなるかもしれない。
ここぞという時に、是非この『三脈法』思い出して活用してみてはいかがだろうか。