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照ノ富士は今年の5月場所で優勝したが、7月場所は腰椎の椎間板ヘルニアで途中から休場していた。この日は土俵に上がると大歓声が上がり、取組こそ行わなかったが、迫力のある土俵入りを披露。
さすがの貫禄で四股を踏むと、客席からは「かっこいい!」と子どもたちや家族連れの声が飛んだ。
会場では、ほかにも地方巡業ならではの髪結いのパフォーマンスや、相撲甚句の披露、禁じ手を愉快に紹介する初切(しょっきり)パフォーマンスなども行われ、地元の相撲ファンは大喜び。
結びでは新大関の豊昇龍が登場し、大関霧島を寄り切りで下して勝利した。豊昇龍も照ノ富士同様、会場で大人気で、申し合い稽古の際も登場するなり、客席の大歓声を浴びた。
稽古では関脇・若元春、平幕・錦木、王鵬、明生の4人を相手に計九番を取り、ぶつかり稽古ではその照ノ富士の胸を借りて稽古を行い、客席の熱視線を浴びていた。
(取材・文:名鹿祥史)