松井智恵さん(仮名・27歳)も夫の不倫が発覚した際に、優しく寄り添ってくれた浮気相手の夫に恋愛感情を持ってしまった。
「夫とは政略結婚のような形で入籍したこともあり、私にそれほど愛情を持っていないのは分かっていました。それでも、結婚生活は穏やかで満足していたんです。平穏な生活が壊されたのは、Kという男性の来訪がきっかけでした。昼間に突然、我が家を訪れたKは“あなたの夫と僕の妻が不倫しています”と私に告げたんです。本当にショックで頭が真っ白になってしまいました。彼は“証拠もあります”と言っていたので、ひとまず家に入れて話を聞くことになりました」
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夫の不倫相手の配偶者を名乗る男性は、証拠にと智恵さんの夫と妻の生々しいLINEのやり取りを動画で撮影したものを見せて来た。LINEのアカウントは夫のものに間違いなかったという。
「LINEの内容からして、夫とKさんの奥さんが不倫関係にあることは間違いありませんでした。私が耐え切れずに泣き出すと、彼は慌てて背中をさすってくれ、落ち着くまで手を握ってくれたんです。恥ずかしながら、夫以外の男性に触れられたことがなくて、場違いな感情と思いながらもドキドキしてしまいました。私がようやく落ち着くと、彼は“LINEのやり取りだけでは証拠としては不十分なので、二人でもっと証拠を集めましょう”と言い、私も同意したんです。取りあえず連絡先だけ交換して、今後どうするか相談していくことにしました。彼は顔色がすぐれない私を気遣ってか、“こんな素敵な女性がいるのに浮気するなんて”と、慰めてくれたのが本当に救いでした」
夫の不倫という予期せぬ出来事に動揺を隠せなかった智恵さん。しかし、次第に不倫相手の夫であるKとのやり取りに心が掻き乱されるようになっていく…。