球団公式サイトは16日、高橋が愛知県内の病院で「左尺骨短縮術」及び「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受け、同日に無事退院したと発表。また、「チームが戦っている中で戦力になることが出来ず、ファンのみなさまの期待に応えることが出来ずに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。必ずマウンドに戻ってくることが出来るように、あと少しリハビリを頑張ります」という高橋のコメントも掲載されている。
高橋は最速152キロの直球を武器に、2021年には7登板で2完封をマークするなど実力は高く評価されている。一方、左肩コンディション不良(2018,2020)、右脇腹筋挫傷(2021)、上肢コンディション不良(2021)、左肘違和感(2021)、左肘トミー・ジョン手術(2022)と毎年のように故障に見舞われており、今季も昨季受けた手術の影響で離脱中だった。
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高橋の手術発表を受け、ネット上には「いくらなんでも故障体質すぎるだろ」などと呆れ声が上がったが、中には「やっぱり昨オフの契約判断は大間違いだった」、「球団の判断ミスで枠が1つ無駄になった」、「だから高橋は育成落ちさせろって言ったんだ」、「投げられない選手を支配下に置いとく余裕なんかないのに」といった球団批判も見られた。
「昨年4月にトミー・ジョン手術を受けた高橋はその時点で2022シーズン、2023シーズン前半は絶望で、後半の9、10月に戻ってこられるかどうかという見通しでした。そのため、昨オフに球団が支配下として高橋と契約更改した際には『復帰微妙な選手を支配下に置くな』、『一旦育成落ちさせて、回復良好なら支配下切り替えではダメなのか』といった反対意見も少なからず上がっていました。球団は高橋以前にTJ手術を受けた才木浩人(2020年11月に手術、2022年2月に実戦復帰)、島本浩也(2020年11月に手術、2022年5月に実戦復帰)といった投手の前例を踏まえ、高橋も秋口には復帰できるだろうと判断したのでしょうが、全治不明とも報じられている今回の手術を受けファンの間では批判が再燃しているようです。球団は才木、島本の2名については2021~2022年途中まで育成契約に切り替えていたのですが…」(野球ライター)
阪神は現在支配下枠に68名を擁しており、上限の70名までは残り2枠。ただ、球界では1枠は緊急補強用に確保しておくことが一般的なため、実質的には残り1枠といえるが、今後球団の編成に悪影響が及ぶリスクも低くはなさそうだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
阪神タイガースの公式サイトより
https://hanshintigers.jp/