『宝の山』は加藤浩次が司会で、「全国に埋もれているお宝を探し出す」がコンセプトの特番。不定期放送されている。
批判の声が上がったのは後半の「ガチャガチャ(カプセルトイ)企画」での出来事だった。
これは企業から譲り受けた不用品をカプセルトイの中に入れ販売するという企画で、番組はプロ野球の福岡ソフトバンクホークスとコンタクトを取った。1日限定で、ホークスの所属選手と本拠地・福岡PayPayドーム関連の不用品、計52品をカプセルに詰めて売ることになった。
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企画に立ち合ったタレントのROLAND(ローランド)は一生懸命に選手やスタジアム関係者と交渉し、スター選手・中村晃選手の使用済みバッティンググローブやバット、周東佑京選手のヘルメットなど、野球ファンが思わず歓喜するような貴重品の提供を受けた。
だが番組後半、ROLANDがカプセルに詰めた品に非難の声が相次ぐことになった。
いよいよ詰めるものがなくなってきたことに不安を感じ始めたROLAND。「何かないか」とベンチに移動すると外国人選手たちに向けた貼り紙に、剥がれかけの養生テープが貼られていることに気が付いた。「これ俺だったらうれしいな」とテープの切れ端を剥がし、それをカプセルに詰め始めたのだ。
この養生テープの切れ端を手に入れたのは、大の野球ファンとみられる小学生だった。テープを手にした小学生は切なそうな顔を浮かべ、ROLANDが「パッと見ガラクタに見えるけど、これはずっとベンチに貼ってあったもので…」と説明してもやはりピンとこない様子だった。
このVTRを見ていたスタジオの加藤浩次らはROLANDが非常識だと言いたげに「やっちゃったな!」「これはまずいな」とブーイング。ROLANDは期待を裏切ってしまった小学生に対し「(僕の)サングラスを送ります」と着用していたサングラスをプレゼントすることになった。
ROLANDの失態にネットでは「養生テープは普通にゴミだろ」「あの子が可哀そう」「ひどすぎる」「ゴミと不用品は区別して欲しい」「せめて野球関連のもの送ってやれよ」といった声が相次いでいた。
企画自体は好評だったが、「ゴミと不用品」の区別は今後の番組作りの上で大きな課題になりそうだ。