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バミューダトライアングルは悪天候と判断ミスで説明できる? オーストラリアの科学者が魔の三角海域について言及

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画像はイメージです

 北大西洋のフロリダ、バミューダ、プエルトリコをつないでできる三角形の海域バミューダトライアングルは、昔から船や飛行機の不可解な失踪事件が起きる場所とされている。

 この海域で、船舶や乗組員が行方不明になったという報告が話題になったのは1950年代からだ。
 1945年、アメリカ海軍の爆撃機隊がこの海域を飛行中に遭難。19機全てが行方不明になり、さらに救助に向かった機体までもが同じ日に消え、結局乗組員の遺体も飛行機も見つからなかったという。

 この行方不明事件は、悪天候による方向失認により全機があてもなく飛行した結果、燃料が尽きて海に墜落したと考えられている。
 だがそれにしても機体の破片すら見つからなかったのはおかしい、という意見も存在している。

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 しかし最近になって、オーストラリアの科学者カール・クルスゼルニッキ博士が、バミューダトライアングルの謎を「非常にシンプルに説明できる」と述べて注目を集めた。

 博士はこの海域で起きた失踪事件はすべて異常な現象ではなく、悪天候やヒューマンエラーに起因すると言う。

 「ロイズ・オブ・ロンドン(ロンドンにある世界的な保険市場、「ロイズ」とも呼ばれる)とアメリカの沿岸警備隊のデータによると、バミューダトライアングルで行方不明になる飛行機の数は、割合で言えば世界のどこの場所とも同じです」

 「赤道に近く、世界の裕福な地域であるアメリカに近いため、空や海の交通量が多いので消失事件が多いように見えるのです」と博士は説明している。

 確かに、バミューダトライアングルで起きた消失事件のうち、人為的なミスによるものであると判明しているものも一部ある。
 
 前述した1945年の失踪事件だが、これは1945年12月5日にフロリダ州フォートローダーデールを出発した5機の飛行機が消失する事件が発端だった。

 他の5機の行方を探すために捜索救助任務についていたPBMマリナー水上機も、13人の乗組員とともに姿を消し、残骸も発見されなかった。

 しかしこの消失事件は、後年になって航法ミスで進路を誤り、陸に上がる前に燃料切れを起こして墜落した可能性が極めて高いことが明らかになった。

 その後、捜索に向かったPBMマリナー水上飛行機は、空中で爆発した可能性が高いそうだ。
 バミューダトライアングルで発生した消失事件の原因が全て解明されているわけではないが、精査していくことで真相が明らかになると思われている。

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中
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Could bad weather and poor decisions explain the Bermuda Triangle ?(.unexplained-mysteries.com)より
https://www.unexplained-mysteries.com/news/366705/could-bad-weather-and-poor-decisions-explain-the-bermuda-triangle

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