同年9月に社長に就任してから初めて姿を公開したジュリー社長は「この度は、創業者ジャニー喜多川の性加害問題について世の中を大きくお騒がせしておりますこと、心よりおわび申し上げます」と目にうっすらと涙を浮かべ、被害を訴えた関係者やファンに謝罪。
文面では、4月に日本外国特派員協会で会見し、喜多川氏の性加害を告発した元所属タレントで歌手のカウアン・オカモトと面会したことにも言及。「告発の内容は事実か」という問いには、「当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、私どもの方から『事実』と認める、認めないと言い切ることは容易ではない」と事実認定は避けた。
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「以前、『週刊文春』(文芸春秋)がジュリー氏の近影を掲載したが、その時に比べるとかなりやつれた様子。以前、同誌にジャニー氏が〝ホモ・セクハラ〟を報じられ裁判で敗訴したことにも初めて言及した。ジュリー氏の発信を受け、これまで全く報道していなかった各スポーツ紙は大々的に報じ、14日の夜からは全く触れて来なかった民放の情報番組やニュースでもトップ級で報じることになった」(芸能記者)
文面によると、今回の件を受けては外部からの協力も得て「コンプライアンス委員会」を設置済み。さらに、社外取締役を迎え入れて経営体制を抜本的に見直す予定。それに加え、外部のカウンセラーや弁護士などの指導のもと、相談を受ける外部窓口を月内に設置するというが、この影響を受け晴れ舞台の辞退もありそうだという。
「大みそかのNHK・紅白歌合戦は、さすがに、今年だけは事務所ごと出場を辞退せざるを得ないのでは。それぐらいしないと、世間の〝逆風〟は収まらないのでは」(音楽業界関係者)
NHKとしても今後、この問題を受けてジャニーズ勢の扱いについては協議する必要がありそうだ。