同日の放送では、番組開始7分後から10分間におよびジャニー氏の性加害疑惑を特集。この日、ジャニーズ事務所所属タレントのファンが、疑惑の検証を求めて記者会見を開いたことを受けての特集で、この動きとともに事務所の見解を報じ、被害を訴える元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさんらの証言も盛り込んだ。
一連のVTR後、メインキャスターでフリーの小川彩佳アナウンサーは、「取材に応じてくださったカウアンさんは、ジャニー氏の疑惑について『当時からメディアが報じていたらジャニーズ事務所に行くことはなかった』とも話されていました」と言及。
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さらに、「はたして報道機関がどれだけ、こうした被害を報道してきたのか。少なくとも私たちの番組ではお伝えしてこなかった現状があります」とメディアの報道姿勢を振り返り、「今後番組では、こうした訴えをしっかりと受け止め、報道していきたい」と結んだ。
「TBSは夕方のニュースでもこの日の会見について報じていたが、キャスターがここまで踏み込んだ見解を述べはしなかった。TBSとジャニーズの太いパイプを考えると、小川アナのコメントは必要なかったはず」(芸能記者)
小川アナといえば、テレビ朝日時代には看板ニュース番組「報道ステーション(報ステ)」のキャスターを務め、テレ朝を退所してフリー転身後、〝おきて破り〟ともいえるTBSの看板ニュース番組のキャスターに就任。キャスターへのこだわりをうかがわせたのだが……。
「以前、『報ステ』でコンビを組んでいたフリーの古舘伊知郎アナは自身のユーチューブチャンネルで、見込みのあった小川アナをあえて厳しく鍛えたことを明かしたうえで、その性格について『小川は悪く言うと自我が強すぎる。よく言うと、向こうっ気が強いの。頑張ったろ、というのがありすぎるから』と明かしていた。ジャニーズの報道をめぐって自分の自我を貫き、TBSの上層部に歯向かうようなことにならないかが危惧されているようだ」(放送担当記者)
とはいえ、小川アナの姿勢は他局も見習うべきだろう。