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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ブッシュミルズ編

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ブッシュミルズ

今回ご紹介しますのは【ブッシュミルズ】です。

正式な名称は《The Old Bushmills Distillery》となっております。
写真の一品は《BLACK BUSH/ブラックブッシュ》で蒸留所のフラッグシップです。

現存する一番古い蒸留所で創業は1608年となっておりますが、蒸留所自体が出来たのは1784年の事。まぁ一応400年の歴史があると言う事になってます。
蒸留所はその後1885年に火事で消失しますが、すぐに建て替えられました。

そして、この時に建物を設計したのがスコットランド人のチャールズドイグ氏。
その為かスコッチの蒸留所の象徴とも言える二つの《キルン》があります。

ここで《キルン》の説明を致します。

「キルン(Kiln)」は英語で、「釜」や「炉」を意味します。

ウイスキーの蒸溜所におけるキルンとは、発芽した大麦を乾燥させるための設備のことで、「乾燥塔」とも呼ばれます。

キルンの内部は釜のようになっており、最下部にある炉でピート(泥炭)などの燃料を焚き、《培燥床》と呼ばれる網状の床で、《発芽させた大麦》を熱風で燻しながら乾燥させモルトが作られます。俗に言う《ピートを炊く》と言う奴です。

この時にピートで燻されることによりモルトにピート臭が付く事になります。
・・・が、ブッシュミルズってノンピートなんですよねぇ。。。キルンの意味は?まさか飾り? ピートじゃなく石炭を炊いているのかな???

ちょっと調べても解らなかったので誰か知っていたらお願いします。

さて、一般的な「シングルポットスチル」と呼ばれる伝統的なアイリッシュウイスキーは、《モルト》と《未発芽の大麦》《ライ麦》《小麦》などを原料とし、ポットスチルで3回蒸溜しております。

ブッシュミルズ蒸溜所では、スコッチと同様に材料は大麦麦芽(モルト)にこだわっていて、アイルランド産の二条大麦を100%使用し、スムースな飲み口を実現するためにすべて《ノンピート麦芽》を使用しています。

それに加え、アイリッシュ伝統の3回蒸溜を継続したことで、スコッチよりも軽くてすっきりとした味わいに仕上がってます。

スタンダード品の「ブッシュミルズ」と「ブラックブッシュ」は、このモルトウイスキーをグレーンウイスキーとブレンドしたブレンデッドウイスキーで、他にはシングルモルトウイスキーも商品化しております。

2021年11月9日、世界で最も古いウィスキー蒸溜所であるブッシュミルズ蒸溜所の新しいマスターブレンダーにアレックス・トーマス氏が就任したことが発表されました。
名前だけだと解らないでしょうが、この方女性です。 しかも結構な美人ですw

意外に居そうで居なかった女性のマスターブレンダー。これからどんどん出て来そうですね。楽しみです。

ちょっと前までアイルランドには3つの蒸留所しか存在しませんでした。《ミドルトン蒸留所》《クーパー蒸留所》そして《ブッシュミルズ蒸留所》です。

現在では18か所の蒸留所が在り、《BASKER/バスカー》を筆頭に、それぞれが良いキャラクターのウイスキーを製造しております。
更に16か所の蒸留所がこの先作られるそうなのでアイリッシュウイスキーはこの先注目をしていた方が良いと思います。

本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT

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