「Aとは、腐れ縁でしたし身体の相性も良かったので、バレなければこの関係をずっと続ける予定でしたが、まさか結婚を迫られるとは思わなくて…。本当に想定外の出来事でした。子どもさえAとの血縁関係がなければ、強引に別れることもできると思って、わらにもすがる思いでDNA検査に同意したんです。結果は予想通り、二人とも『Aと親子である可能性が高い』と出てしまいました。Aは歓喜して、“一日でも早く親子で暮らそう”と迫って来たんです」
>><実録!不倫カップルの顛末>一時の遊び相手のつもりが…不倫の代償と後悔<<
「すぐにでも弁護士を立てて君の夫へ事実を伝える」と息巻くAに、由梨さんは苦し紛れに提案をすることにした。
「Aには“離婚や再婚には子どもたちの意向もあるから、とにかく一度会ってみて”と子ども達に会わせることにしたんです。私としては、夫が事実を知った以上は子どもたちを引き取ることはしないと思ったんですが、少しでも時間を稼ぐための方便でした。
最初は嬉々として子どもたちに接したAでしたが、子どもたちの頭を撫でようとして嫌がられたのをきっかけに様子がおかしくなって来て…。その日の夜には“再婚のことは白紙に戻したい”と彼の方から連絡がありました。
恐らくですが、別れた子どもたち同様に、家族としての絆が欲しかったんだと思います。子どもたちにとっては、いくら血縁関係はあってもAは『知らないおじさん』ですからね」
その後、Aは憑き物が落ちたかのように、子ども達への関心が無くなり、今は元妻へ関係再構築をすべく足しげく通っているそうだ。首の皮一枚でつながった気分だという由梨さん。「また、子ども達へ近づいてきたら恐いですが、彼と連絡は取り続けますが…正直、早く復縁してもらって安心したいですね」と苦笑いして語った。