同23日に25分拡大でスタートした初回は、平均世帯視聴率が14.7%の高視聴率を記録したが、第2話も15分拡大で放送され、初回に続き高視聴率を記録した。
一方、30日からはフジテレビ系で、ダウンタウン・松本人志と元SMAPの中居正広がMCとして初タッグを組んだ「まつもtoなかい」がスタート。初回ゲストに元SMAPの香取慎吾を迎えたが、中居と香取の6年ぶりの共演で話題を呼び、世帯視聴率は10.5%を記録していた。
>>俳優の衝撃発表やサプライズ出演もあったドラマ『教場0』、視聴率には反映されず?<<
「もともと、日曜午後9時台はフジが全く数字を取れなかったので、他局はライバル視していなかった。ところが、強力なバラエティーの新番組を投入。30日の同時間帯では『ラストマン』に続く高視聴率で、2ケタを超えたのはその2番組だけだった」(テレビ誌記者)
そして、この展開に最も危機感を抱いているのが、テレビ朝日から長年守り続けて来た年度視聴率三冠の奪還をめざす日本テレビだという。
「30日の長年放送している、午後9時スタートのバラエティー番組『行列のできる相談所』の世帯視聴率は6.2%で、TBS、フジ、テレ朝に続き民放キー局では4位。その前の午後8時から放送され、以前は20%近い視聴率を記録していた『世界の果てまでイッテQ!』もこのところ1ケタを記録することも。そして、午後10時半から放送しているジャニーズタレントを起用したドラマ『だが、情熱はある』第4話の世帯視聴率は3.6%で、もはや立て直しは絶望的。日曜のGP帯(午後7時~11時)が大ピンチに陥ってしまった。そろそろ、見直しの時期か」(テレビ局関係者)
日テレにとって、厳しい現実を突き付けられてしまったようだ。