「彼との出会いは飲み会でした。そこで話をしていて、あるミュージシャンが好きという話で共感したんですね。しかも、同じ曲が好きで、お互い直前のライブにも行っていました。それをキッカケに親しくなり、“運命を感じる”と告白され付き合うことに。
彼は純粋で、何にでも感動する人でした。美味しいものを食べたり、いい映画を観たりすると、心から喜んでいました。一緒にいると楽しくて、彼と出会えたことに、私も喜びを感じました」
彼女自身も、彼との出会いが運命なのではないかと思うように。ただ、彼の口から思いがけない発言が飛び出す…。
>>発射のタイミングの悪さに~女がドン引く瞬間~<<
「付き合い始めて半年が経った頃、“別れたい”と言われました。理由は、“運命的な出会いをしてしまったから”と言うんです。なんでも、彼は最近スマホを落とし、すぐに自分のスマホに電話したそう。拾ってくれた女性が出たんですが、家が近所だったらしく、直接受け取ることができたそうなんです。その女性に、運命を感じたみたいなんですね。なんか、残念でしたね。この人は運命を感じやすい人なんだと気付き、別れを受け入れました。
半年後、急に彼から連絡が来ました。彼女とはどうなったのかと尋ねると、“別れた”と。その別れた日に丁度、私の誕生日の知らせがSNSに届いたそうなんです。そこで私のことを思い出し、連絡して来たんですね。そして、言うんです。“やっぱり俺たち運命の糸で結ばれてるのかも”と。私は、“違うよ”と優しく諭しました」
彼は運命を感じるハードルの低い、ハートフルな男である…。
写真・Jared Smith