警察によると、男は3月18日から20日にかけ、鹿児島市の高校に侵入すると生徒や職員の運動靴合わせて6足、4万7000円相当を盗んだ疑いが持たれている。その後、警察が男の自宅を調べると、本人の物ではない運動靴が数十足見つかった。
鹿児島県内では、複数の学校で運動靴がなくなる事件が発生しており、男が盗んだ可能性もあると見て捜査を進めている。警察によると、男は取り調べに対し「コレクションにしたかった」と容疑を認めているという。
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今回のように「靴」に異様な執念を燃やし、窃盗に走る人物は他にも発生している。2022年1月には、京都府京都市東山区の寺で、神奈川県川崎市から来た30歳アルバイトの男が23歳女性のブーツを盗み、そのまま神奈川に帰るという事件が発生。
2021年7月にも、北海道札幌市で、41歳の男が工事現場事務所に侵入し、作業用の靴とズボンを盗み逮捕されている。この際、男は「匂いを嗅ぎたかった」と供述した。
またも発生した靴の窃盗事件に、ネットユーザーからは「匂いフェチだろうか。いずれにしても迷惑な話だ」「どういうコレクションなのか、さっぱりわからない」「臭いだけだと思う。どうしようもない」「こういう理解しがたいマニアって、本当に意味がわからない」など指摘も出ていた。
運動靴をコレクションにすることは自由だが、その場合は人の物を盗むのではなく、自分で金を出して購入するべきである。