報道によると、ギッテンスは28日までに下半身のコンディション不良を訴えたといい、同日に本拠地・楽天モバイルパークで行われた全体練習にも参加せず。30日に控えるパ・リーグ開幕を二軍で迎える見込みになったという。
今年のギッテンスは母国・アメリカの大寒波の影響で春季キャンプ合流が2月6日と少し遅れたが、合流後は特に問題なく調整。2月25日~3月26日まで行われていたオープン戦では15試合出場で「.407・2本・6打点」と規定未到達ながら打率4割台を記録しており、30日に予定される開幕戦・日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)でも中軸、もしくはその後を打つポイントゲッターとしての起用は確実とみられていた。
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ギッテンスの故障情報を受け、ネット上には大きな戦力ダウンと落胆の声が上がったが、それ以上に「ギッテンスまた故障したのかよ…」、「2年連続初っ端に故障とかいい加減にしろ」、「OP戦好調で期待してたからマジでしらけるわ」といった呆れ声が寄せられた。
「ギッテンスは2021年12月下旬に楽天入りしましたが、翌2022年は新型コロナの影響で来日が3月上旬まで遅れ開幕に間に合わず。そこから約1か月後の4月5日・西武戦で一軍初昇格・初先発を果たしますが、その試合で左手首を骨折し戦線離脱。さらに、箇所は不明ながら7月上旬の実戦復帰直後にも負傷したことが伝えられ、結局一軍復帰は8月下旬までずれ込みました。昨季は故障頻発でほとんど活躍できなかったこともあり、今回の故障に対するファンの失望感も大きくなっているようです」(野球ライター)
今春キャンプ合流時には「143試合全て出る。それくらいの気持ちで今年は臨みたい」と今季の抱負を述べたというギッテンス。いきなり出鼻をくじかれる形となったが、早期復帰してファンの信頼を取り戻すことはできるのだろうか。
文 /柴田雅人