勝彦と闘いたかった理由は「参戦した当初から思っていました。中嶋勝彦は『上手い』『強い』『怖い』、昔ながらのプロレスラーの強さと今現在のプロレスラーの上手さ強さがある。それをあの年齢で体現している。技もそうだし、目の動き肩の動きチェックしています」という。今年から主戦場を全日本プロレスからノアに移したが、「不安と緊張と好奇心と色んな思いがゴチャゴチャになっています。ふてぶてしくやってるように見せてるだけ、生きるための術ですよ。僕は元がすごく強いわけではない、何かに元からすごく秀でた人間でもない。元々ない人間だから、考えて工夫してというのを誰よりもしないといけないんです。常に自分を不安に駆らせるような、『今のままで本当にいいのか』という自問自答をしている」そうで、自分探しの中で避けて通れなかったようだ。
勝彦戦は「一発で終わるんです。唐突に。試合の流れなんか関係ない。他の選手じゃあり得ませんよ。(勝彦に対し)初めまして。私はあなたの歴史を学びそして体感し、より知りたい。またリングで会いましょう」と短期決戦を予告した。「中嶋勝彦選手。俺が一番やりたかった相手だ。たぶん向こうも、ちょっとはそういう思いがあるんじゃないか。あとは両脇見たらわかるけど、カッコいいヤツしか揃ってないねえ、うちのチームは。2名急きょ入ったけれど。まあ、ここからどういう風に動いていくかはノアのYouTubeチャンネル、そしてWRESTLE UNIVERSEを見ていただきたい。リング上で言った通り、今日から俺がノアの舵を取る」と言い切ったジェイクは、自身のユニットGLGとともにノアを侵食していく。
(どら増田 / 写真・NOAH)