理由はズバリ、型にはまった行動しかできなくなってしまうからです。もちろん、恋愛指南書に書いてあることは有益ではあります。たとえば、女性がどのような男性を生理的に苦手に思うのかや、デートで行きたい場所・行きたくない場所などを知るのにはとても役に立つでしょう。
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・清潔感のある格好をするべし
・初回デートは長時間にならないように!
・告白は3回目のデートが吉
これらは全て間違っているとは言えません。ですが、相手は人です。本の内容ばかりに気を取られて、目の前の女性の気持ちを汲み取ろうとしなければ、女性を傷つけてしまいかねません。
初回デートではお互いが緊張するものですから、カフェなどで数時間話をするくらいがいい場合ももちろんあります。とは言え、すごく話が盛り上がったのに時間が来たからと言って急に切り上げてしまえば、「私、何か悪いこと言ったかな?」「私は楽しいと感じたけれど、楽しくなかったのかな?」などと、相手の女性は不安になってしまいます。
こんな話を聞いたことがあります。
「初デートでお茶をしたんですけど、その人甘いものが好きじゃなかったらしくて、ずっとコーヒーだけ飲んでたんですよね。私にはケーキとか勧めてくれるんですけど、1人じゃ食べづらくて。後で聞いたら、お酒が大好きだって言ってたので、お酒を飲みながら食事できる場所に誘って欲しかったです」(20代女性)
デートは2人が楽しむためにすることです。ですが、この男性の場合は型通りのデートを計画して失敗してしまったのですね。
告白だってそうです。2回目のデートでとてもいい雰囲気になったのに、告白をしてもらえなければ“脈なし”と勘違いされてしまうかもしれません。恋愛指南書は参考にしつつ、時には型から飛び出す勇気も持っていてくださいね。
文/恋愛ライター・大山奏