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コロナ給付金で揉め、別居中の妻をナイフで刺して殺害 遺体を遺棄した男を逮捕

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画像はイメージです

 新型コロナの感染拡大を受けて、給付金を支給した国は少なくない。海外では、コロナ給付金をめぐり、殺人事件に発展してしまったケースがある。

 アメリカ・ミズーリ州の国定公園内で、口論の末に妻を刃物で刺して殺害し、遺体を遺棄した容疑で逮捕・起訴されていた男の裁判が開かれ、裁判所が男に禁固刑21年を言い渡した。海外ニュースサイト『People』『Law and Crime』などが2月15日までに報じた。

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 報道によると2020年5月20日、31歳の男は別居中の29歳の妻と、同州の国定公園内で落ち合ったという。夫妻が別居を始めた時期は不明だ。夫妻の間には3人の子ども(10歳、7歳、5歳)がいる。どちらと同居しているかは不明だ。夫妻は、子どもやお金の件で話し合うために、観光も兼ねて国定公園を2人だけで訪れたそうだ。

 このとき男と妻は、コロナの給付金の受け取りをめぐり口論に。捜査関係者によると、アメリカ政府から支給されたコロナ給付金は、男の口座に全額支払われたようだ。男は妻の取り分の小切手(約27万円分)を、立ち寄ったコンビニで妻に手渡した。しかしこの小切手は金融機関から換金を拒否されたようで、妻が男に抗議し口論に発展したとみられる。

 男は持っていたナイフで妻の腹部を複数回刺して殺害。遺体を国定公園の森林地帯に遺棄したそうだ。事件の翌日、妻の捜索願が警察に出された。捜査を開始した警察は、国定公園内に放置されていた妻の車を発見。運転席には血痕が付着していた。警察は、妻と最後に会った男を容疑者とみて、事情聴取したものの男は容疑を否認。しかし事件発生から9日後、一転して男は自供を始め、「妻をナイフで刺して殺した。遺体を森の中に捨てた」などと捜査関係者に話したという。

 男の供述通りの場所から、妻の遺体が発見された。警察は男を第二級殺人罪で逮捕・起訴した。複数回の審理を重ね、2023年2月14日に開かれた裁判で、男に禁固刑21年が言い渡された。男は、検察側と捜査協力による司法取引済みだ。これにて判決が確定したという。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「なんと強欲な男。コロナ給付金くらい妻に渡すべき。子どもがいるのに」「27万円で妻を殺害する男。救いようがない」「禁固刑21年ではなく、210年の間違いでは?刑期が短すぎる」「一度に両親を失ってしまった子どもがかわいそう」「楽して手にするお金は、ロクなものではない」といった声が上がった。

 コロナ給付金を独り占めしようとして、妻を手にかけるなど、ありえない行為だ。後悔しても遅く、男は取り返しのつかない結果を招いてしまった。

記事内の引用について
Man Killed Wife in National Park During Argument Over Covid-19 Stimulus Check(People)より
https://people.com/crime/man-killed-wife-national-park-argument-covid-19-stimulus-check/
Man gets 21 years in prison for stabbing wife in the Ozarks over COVID-19 stimulus check and their children(Law and Crime)より
https://lawandcrime.com/high-profile/man-gets-21-years-in-prison-for-stabbing-wife-in-the-ozarks-over-covid-19-stimulus-check-and-their-children/

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