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永田裕志が宮原健斗を破り三冠王座奪取でグランドスラム達成の快挙!「メジャーと言われる日本の各団体でそういう仕事をした実感はある」

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永田裕志

 全日本プロレスは、『#ajpwエキサイトシリーズ2023 ~#ajpwプロレスの日MANIAx~』2.19東京・後楽園ホール大会を開催した。新日本プロレスから多数の選手が参戦した今大会のメインイベントでは、三冠ヘビー級王者の宮原健斗に永田裕志が挑戦。永田はバックドロップホールドで激戦を制し、新日本のIWGPヘビー級王座、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王座に続いてメジャー団体主要三大タイトルを奪取したことで、グランドスラムを達成した。デビューから1つの団体に所属し続けてグランドスラムを達成したのは永田が初めて。

 初めて挑戦した時とはベルトが変わっているが、永田は「まあ、後で改めて自分の試合を見ますけど、これだけの客が入った中で激しい闘いをして勝利できたこと、そしてこのベルトを獲ったことは改めて喜びはひとしおだし、大きな重責というものを既に感じています。まあ、グランドスラム達成という実感がまだなんとも(笑)。これから多分、メディアの方からのいろんな取材や、そういう周りの反響を記事に書いてもらうことで徐々に分かってくると思います。ただ、31年になるプロレス人生の中で、新日本プロレスに留まることなく、全日本プロレス、ノアというリングに上がって、ただ荒らすだけではなく、ベルトを獲って、リーグ戦を獲って、その中でシリーズを盛り上げていく。新日本プロレスの中だけではなく、メジャーと言われる日本の各団体でそういう仕事をした実感はありますし、このベルトを獲ったということで改めて感じますしね、多分嬉しさはこれから出てくると思いますし、試合が終わって『やった!』と思ったら次に石川修司が来ましたしね。ここはやっぱり大きい選手がいますしね。宮原だって決して小さい選手じゃないし、それは1発1発の技を食らった中で強烈でしたしね。本当にジャーマンとかヒザ蹴りとか何発か入りましたけど、多分明日からまた今日のダメージが残って噛み噛みの自分になりそうです。今のうちだけかもしれないですね、ちゃんと喋れそうなのは」とグランドスラム達成に浸ることなく、3.21大田区総合体育大会での防衛戦に全力を注いでいく。
 
 三冠の記録で言えば、最年長戴冠記録とキャリア最長戴冠という記録となったが、「やっぱり最年長記録という部分で、偉大な天龍源一郎さんの記録を抜けたっていうのが。まあ、元々天龍さんの記録って言うのはIWGPの最年長記録を抜くっていうことに関しては、IWGPよりもさらに歳を重ねた天龍源一郎さんが獲ったベルトですから、その記録を抜いたっていうのは凄く大きな…。まあ、そう言われると喜びではありますしね。天龍源一郎さんがあまり体調がよろしくない中で、最近は本当にほぼ音沙汰がなく、ニュースとかで情報が入ってくるんですけど、天龍さんの口から永田という言葉が全く出なくなってきた中で、数年前にどっかの雑誌のコラムで『永田は窓際だけど、あいつは要領がいいからどうのこうの』って、ちょっとコンビニで立ち読みした記憶がありましたけど。まあ天龍さんのべしゃり(注「しゃべり」のこと)っていうのは耳に入ってくるものですから。永田は偉大な天龍さんの記録を抜きましたと、是非皆さんからご報告を。もしカチンと来たら、またどっかの雑誌でも週刊誌でも、老害のごとく永田をビシッと叱りつけてくれればと思います」と闘病中の天龍源一郎さんを気遣っていた。
 
 21歳年下の脂の乗った宮原健斗に勝てた原動力について聞かれると、「やっぱり挑戦をなかなか認めず焦らしながらも、いろいろ彼の口の攻撃の1発1発の技というか、そういうものも強力でしたし、宮原ってどうもいけ好かねえ野郎だなって思いましたけど、試合を通じてやってみると不思議なもんで、俺も簡単に相手をいい試合してありがとうっていう気持ちになってしまうのは、もしかして年食ったからかもしれませんけど、そういう思いにしてくれた一人だし、本当に三冠王者…何回も三冠ベルトを獲ってこのベルトを守ってきただけあって素晴らしい選手だったし、ウチの選手にも負けてないと思いました」と評価していた。宮原との再戦も期待したい。
 
◆全日本プロレス◆
『#ajpwエキサイトシリーズ2023 ~#ajpwプロレスの日MANIAx~』
2023年2月19日
東京・後楽園ホール
観衆 1405人
▼三冠ヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●宮原健斗(23分06秒 バックドロップホールド)永田裕志○<挑戦者>
※第68代王者が5度目の防衛に失敗。永田が第69代王者となる。

(どら増田)

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