同作は2017年9月の刊行から1か月で10万部を突破した、たけしの話題作「アナログ」を映画化。主人公のデザイナーが喫茶店で偶然出会った女性に一目ぼれし、素性も連絡先も聞かずに、毎週木曜に同じ場所で会うアナログな関係のラブストーリー。今秋の公開に先駆け、6月20日に再刊行されることが決まったという。
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映画「ホテルビーナス」などで知られるタカハタ秀太監督がメガホンを取り、撮影は昨年の秋から冬にかけて行われ、二宮はアナログ人間をリアルに体現。波瑠は謎めいたヒロインの心の機微を繊細に表現したという。
二宮は「コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただける」。波瑠は「誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました」とコメントしている。
「ビートたけし名義での発売だからだったかもしれないが、北野武監督としてメガホンを取らなかった。体調が悪いという話は聞こえ来ていないが、今回は第三者として映画を鑑賞することになった」(芸能記者)
北野監督の小説「首」は西島秀俊主演ですでに撮影を終えたものの、その後の編集段階を9割方終えたところで作業がストップ。契約内容を巡って製作・配給のKADOKAWA側とトラブルに発展していることが昨年8月、一部で報じられていた。
北野監督側は公式サイトで、KADOKAWAが提案してきた内容が《あまりに一方的な内容だった》などと暴露。その後、両社が歩み寄っているという報道はない。
「KADOKAWAと言えば、東京オリンピック・パラリンピックを巡る一連の汚職事件で、取締役会長を務める角川歴彦氏が東京地検特捜部に逮捕されたことで、映画の公開スケジュールが大幅に狂ってしまっている。北野監督の映画の件は棚上げになったままのようだ」(映画業界関係者)
このままだと、お蔵入りしてしまいそうだ。