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2010年代にトップグラビアアイドルとして大活躍だった杉原だが、現在は40歳。今回の写真集発売の感想を聞かれると、「写真集を出すとは思っても見なかったので、また大好きなグラビアの舞台に立たせてもらって、こんな綺麗なグラビを撮っていただいて胸いっぱいです」と感想を述べる。
写真集は全盛期と変わらず大胆なショットが多数掲載されている。杉原は「6年ぶりなので撮影中なかなか(ポーズの)感覚を取り返せなくて……」と撮影を振り返り、「二着目から昔の自分に戻れた気がします。最近は投資分野での仕事が多かったのでグラビアを撮る機会もなく、感覚を取り戻すのが大変でした。今までの私だったら胸や下乳をたくさん撮っていただいてという感じでしたが、今回は40歳ということでお尻を見せるカットを増やしました」と撮影時の工夫を明かす。
テーマや内容については「コロナということもあって関東近郊で撮ったんです。プライベートで歩いているところをマスクを着用して撮ったり、よりリアルと言うか、私の今の日常が詰まった内容になっていると思います」と述べ、タイトルの「それから、」についても「悩んだんですけど、『それから、』が一番ポジティブじゃないかなって。みんなに『(今の私について)聞いてよ』っていう物語を考えて撮ってもらっています」と紹介した。
写真集の点数については「70点くらいで」と謙遜気味に回答。「40歳だけど成長性もあるかなって。気分的には100点ですけど、まだまだ伸びたいなというのも込めて」と説明する。また、久々の撮影で「体をもう一度絞るのは大変でした」とも話し、「40歳の熟された体を愛していただきたいなって。撮影まで一か月しかなくて、とにかく草しか食べず鍋しか食べずという感じだったんです。白菜とかキャベツとかモヤシとか」と撮影のためのダイエットの苦労も明かす。
杉原は最後に「25周年と40歳が重なったタイミングで、ファンの人に喜んでもらいたい。自分にとっても記念になるものを撮りたいっていう願いがありました。みんなに喜んでもらえるのはやっぱりグラビアじゃないかなって」と本写真集に込めた思いを説明。「ファンの皆さんにまず一番に喜んでもらって、グラビアの関係者や出版社やメディアの皆さんに『おかえり』と迎えていただいて、それだけで十分」と話し、久々に浴びる報道陣の大量のフラッシュに感極まって涙を見せる一幕もあった。
(取材・文:名鹿祥史)