愛野&らくとは昨年11.27後楽園大会で防衛戦を行う予定だったが、らくが新型コロナウイルス陽性判定を受け欠場となり、パートナーが原宿ぽむに急きょ変更された経緯がある。試合は赤井がビッグブーツ、三角絞めでらくを攻め込めば、らくは荒井にフェースバスター、愛野はショルダータックル連発で反撃していく。AA砲が串刺し式のダブル・ビッグブーツをらくに叩き込み、ダブル新人賞をらくに狙っていくが、愛野組は枕を持ち出して阻止。愛野組は合体式かがやき、ヴィーナスDDTとドクターイエローの合体技サンライズで赤井を追い込むも荒井がカット。立て直した赤井はらくにハイキックから三角絞め、さらに腕を同時に極める変型の三角絞めでギブアップを奪っている。
試合後、赤井は「タッグのベルトがなくなって、ゼロから駆け上がって、自分たちの手であのベルトを獲り戻さなきゃいけない。愛野ユキ&らくという、ホントは防衛戦する予定の相手だったので、そういう意味では強敵だった。ここで一つも取りこぼすことはできないので、今日優希ちゃんとの連帯感と言うか気持ちはより太くなったように感じます」と話すと、荒井は「年明けの試合でベルトを落としてしまって、すごい落ち込んでいたんですけど。こうやってすぐに2人で組めてトーナメントに参加できたことで、強制的に気持ちの切り替えはできたと思う。この調子でもっともっと駆け上がっていけるよう2人で頑張りたいです」と前向きなコメント。
2回戦(1.19東京・新宿FACE大会)では強敵の「白昼夢」(辰巳リカ&渡辺未詩)と対戦するが、赤井は「白昼夢はタッグのベルトを持ってるイメージ。私たちもタッグのベルトをつい最近まで持っていたので、そこも負けられない。一歩一歩階段を上がってるので、白昼夢と当たることで大きい階段を上がっていきたい」とチームとしてのレベルアップを誓うと、荒井は「去年のトーナメントで(宮本)もかさんと組んだんですけど、白昼夢さんに負けて進めなかったので、今年は赤井さんとリベンジしたい」と雪辱を狙っているようだ。
◆東京女子プロレス◆
『第3回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』
2023年1月15日
東京・大手町三井ホール
観衆 310人(超満員札止め)
▼トーナメント1回戦(時間無制限1本勝負)
○赤井沙希&荒井優希(13分46秒 腕極め三角絞め)愛野ユキ&らく●
(どら増田)