「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の同名漫画の映像化で、是枝裕和監督が総合演出を手がけた。森が演じるヒロインは祇園の舞妓になることを夢見て、親友とともに京都にきたキヨ。稽古に励むも舞妓には向いておらず、故郷の青森に戻ることを促されるが、ある日作った親子丼が好評で、舞妓たちにごはんを用意する「まかないさん」として働くことになる。
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森はオーディションでヒロイン役を勝ち取ったというが、「1回目のオーディションの時に、泣きながら帰った。『あの子大変だろうな』と思われるぐらいに泣いて」と明かした。
その話は是枝監督にも伝わったそうで、森は「2回目の時に監督から『もう泣かないで帰って大丈夫だからね』と言ってくださった。その優しさがキヨをつくる上での豊かさを育ててくださった」と感謝した。
「新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』のヒロインの声優オーディションで見いだされたが、新海監督もその才能を絶賛。『ラストレター』の岩井俊二監督も同様で、今回は是枝監督も森の演技力にすっかり引き込まれていた」(イベントを取材した記者)
2021年の1月に前事務所からの〝移籍騒動〟が浮上し、その後、出演した連続ドラマは昨年1月期の「逃亡医F」ぐらいで、しばらく起用が控えられていたが、ここにきて再浮上し大きな仕事が舞い込んだようだ。
発売中の「週刊新潮」(新潮社)によると、7月期のフジテレビ系月9ドラマの主演に決定。森にとってフジの連ドラも月9も初主演となる。
「フジが月9に起用するとなれば、テレビ各局や映画会社も新たな作品のオファーを〝解禁〟するだろう。どうやら、いろいろ介入していたと言われる母親も反省しているのかおとなしくしているようだ」(芸能記者)
森の演技力がますます多くの人に認識されそうだ。