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ガンプロ渡瀬瑞基がSOG王座初挑戦でハートリー・ジャクソンをエルボー葬!「この素晴らしい景色を作ってくれたのはお客さん」

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ハートリー・ジャクソンにエルボーを叩き込む渡瀬瑞基

 ガンバレ☆プロレスが27日、東京・後楽園ホールで年内最終興行『GIRI GIRI CHOP!2022』を開催。メインイベントでは渡瀬瑞基が、ハートリー・ジャクソンが保持しているスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座に挑戦した。今年は年間4回の後楽園大会を開催したガンプロだが、7月10日には、過去最大規模の大田区総合体育館にも進出。その締めくくりとなった今大会のメインを託されたのが渡瀬である。

 SOG王座は9.3東京・成増アクトホール大会で、今成夢人をジャクソンが破って団体外に流出。ジャクソンはまなせゆうな、勝村周一朗の挑戦を退けてV2に成功。そこに待ったをかけたのが渡瀬だった。渡瀬は昨年11月に「熱い試合がしたい」として、DDTから移籍。1年で同王座初挑戦まで辿り着く。

 試合は、ゴングが鳴ると同時に走り込んでエルボーを叩き込んだ渡瀬は、トップロープ越えのトペ・コンヒーロを見舞うなど先制攻撃。パワーで勝るジャクソンに対抗するも、ジャクソンは2発目のジャンピング・パイルドライバーを決める。これを切り抜けた渡瀬はドロップキックから、ジャクソンを持ち上げて垂直落下式ブレーンバスター。正面からエルボーを連発。そして魂のエルボーを叩き込みカウント3。会場は騒然となった。

 試合後、ジャクソンが自らベルトを渡瀬に手渡し、健闘を称え合った両者は握手を交わし抱擁。渡瀬が「ジャクソン、あなたは今はガンプロファミリーだ」と言うと、ジャクソンは「今日はワタセがナンバー1。ジャクソン、ガンバレファミリー。でも、ジャクソンは夢を持ってる。試合は楽しかった。ジャクソンはサヨナラ」と言って退場しようとすると、ガンプロ勢がリングに引き戻した。ジャクソンは「冗談。ジャクソン、ガンバレファミリー・フォーエバー」と笑顔を見せる場面も。

 最後に渡瀬はこの日の出場選手をリングに呼び寄せると、「ガンバレ☆プロレスは熱かったですか?見に来てくれた方、元気、勇気、希望、夢を少しでも与えられたならば、僕たちプロレスラーは幸せです。皆さんも夢を持ち続けてください。僕たちは試合することしかできなくて、この素晴らしい景色を作ってくれたのはお客さんの皆さん」と涙ながら礼を述べると、選手全員で「ウィー・アー・ガンバレ☆プロレス!」と叫んで、大団円となり今年のフィナーレを締めくくった。2023年は渡瀬を中心に動いていくことになりそうだ。

◆ガンバレ☆プロレス◆
『GIRI GIRI CHOP!2022』
2022年12月27日
東京・後楽園ホール
観衆 442人
▼スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●ハートリー・ジャクソン(17分20秒 エビ固め)渡瀬瑞基○<挑戦者>
※エルボーバット。ジャクソンが3度目の防衛に失敗、渡瀬が第4代王者となる。

(どら増田)

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