永島は決勝ではOZアカデミー時代の師匠である尾崎魔弓の技、裏拳やテキーラ・サンライズも披露。タイトル再戴冠への意気込みを見せた。これにはGAEA JAPAN入門からの師匠である長与千種も目を細めていた。
永島は「私がフリーになって7年。やっとこうやって結果を出すことができました。自分の選んだ道は間違ってなかったんだなと思います。メチャメチャ重いです。このベルト。あの頃よりは(体が)ちょっと大きくなったから巻けるかなと思ったけど、やっぱりまだ足りませんでした(笑)。まあでも、私らしいチャンピオン姿になったと思います」と笑顔。
ベルトをタスキ掛けにすると、「20年ぶりです。このベルト。2002年だったと思うので。ちょうど20年ぶりに私のところに戻って来ました。私個人としてはフリーになって7年。やっとこういう形のものって言うのかな。やっと辿り着いた。何回かフリーになってから(タイトルに)挑戦することはあったけど、あと一歩が届かない。でもこうやって巻くことができたので、現役を続行して良かったです。なんか不思議なもんですね。もう私には無理かなって思って弱気になった時期もあって、でも諦めなければいくつになっても夢は叶うんだなって。そこにはもちろん努力も必要だし、このベルトが私の元にもう1回来たということは、もっともっと努力しろということだと思うので、何回防衛できるかわからないし、若い子の力もスゴイけど、やっぱり私の人生。プロレスに懸けているので。結果を出せて良かった」と安堵の表情を浮かべた。
12.15東京・新木場1stRING大会では、クイーン・アミナタの挑戦を受ける。
「まだ私は1回もこのベルトを防衛したことがないので、早速防衛戦と行きたいと思います。20年ぶりにこのベルトが私の元に戻って来たので、これからのマーベラスを面白くしていこうと思う」と本人も話しているように、前回は初防衛戦で豊田真奈美に敗れ王座を開け渡しているだけに、今回は彩羽が戻るまでベルトを持ち続けたい。
(どら増田)