加藤美晴さん(仮名・31歳)も、幼い頃は「いつか白馬の王子様が…」と思っていたが、生まれつき奥手な性格が災いして、恋愛経験なしのままこの年齢になってしまった。
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「学校はずっとミッション系の女子校だったので、男性と接する機会が全くありませんでした。社会人になって就職した会社も女性の多い職場で…。結婚相談所やお見合いも考えたのですが、男性とどんな話をしたら良いか分からなくて、気づいたらこの歳になってしまいました。30過ぎて男性経験がないのも恥ずかしくて、ますます恋愛から遠ざかって行ったんです」
男性と接すること自体がコンプレックスとなってしまった美晴さん。一生、恋愛経験なしで終わるのかも…と焦りや恐怖を感じることも多かったと言う。
「そんな私に突然出会いがあったんです。相手は取引先の社員Tで、仕事の打ち合わせがきっかけでした。とても話しやすくてリードも上手で…男性が苦手な私でもあっという間に、打ち解けられたんです。商談がまとまって打ち上げと称して、二人で飲んだ帰りに宿泊先のホテルまで送られて…そのまま関係を持ってしまいました。
私が初めてだったと知り、彼は驚いていましたが、“大切にするから”と言われ舞い上がってしまったんです。もともと男性経験が皆無だったので、その言葉だけでもう運命の相手と出会ったつもりになってしまって…。
友達に“結婚前提の彼氏ができた”と報告したり、会社の同僚にも『恋愛相談』と称して彼の話をしたりしていました。ところが、その時に彼が既婚者であることが分かったんです」
夢にまで見た「白馬の王子様」の出現に心躍った美晴さんだったが、実際は妻子持ちという厳しい現実を突き付けられることになった。