番組は「ウクライナがロシアに砲撃をした可能性がある」などとした内容のVTRを放送。司会の関口宏が「もしウクライナが意図的にロシア内部に打ち込んだとなると、戦況が変わってしまうのではないかと僕は心配している」とロシア擁護とも取れるコメントする。
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そして、感想を求められた青木氏は「ちょっと考えたいのは、日本の防衛費の防衛政策転換にもちょっと繋がってるところあるんですけれども、少し視座を長くしてみると、もちろんプーチンっていう権威主義者というか、独裁的指導者がやったことはとんでもないんだけれども、ただ冷戦後の世界ってものを見てみると、やっぱり冷戦に勝った西側というかアメリカの傲慢さみたいなところであったりとか」となぜかアメリカの責任に言及する。
続けて、「ABM(弾道弾迎撃ミサイル制限)条約を一方的に破棄してしまうであるとかっていうところによる、軍事的拡大みたいなものが最終的にはロシアをそういうところに追い詰めて行ったというか、追い込んで行ってしまったってところもあると思うんですね。だから少し視座を長くしながら、一体何でこういうことが発生してしまったんだろうかってことを、年末なのでね、少し考えて。我々は軍事に頼って世界を治めて行こうっていうことをすることが、結果的に何が起きるのかっていうような、1つのモデルケースとして、この今年ロシアによるウクライナ侵攻ってのは、広い視野で長い視座で少し考えるべきかなってことを今思っている」と語った。
青木氏のコメントに、ネット上では「ロシアのウクライナ侵攻は西欧諸国やアメリカが追い詰めたと侵略者に同情的。意味がわからない」「ロシアの侵略は西側と米国の責任って、おかしくないか」「アメリカがロシアを追い込んだ背景も考慮するべきと正当化している。この論法だと太平洋戦争も正当化できるんですけど。論理が崩壊していないか」「侵略者の論理。この人はロシア・中国のスポークスマンのようだ」と疑問の声が相次ぐ。
一方で、「概ね納得できる」「考え直してみるのはありかも」という擁護もごく少数ながら上がっていた。
このところ、視聴者から「ロシアを擁護しているのでは」という指摘が出ている『サンデーモーニング』。この批判を番組はどう考えているのだろうか。