1ドル148円代後半と32年ぶりの円安水準となっていることについて、青木氏は「アメリカが利上げして、金融の引き締めに走ってるんだけど、日本は日銀が相変わらずその金融緩和路線じゃぶじゃぶの路線を変えられない。これは国債の利回りなんかが上がっちゃうから、はっきり言えば身動きが取れなくなっちゃっているっていう状況なんですよね」と語る。
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さらに「円買い介入っていうのも、焼け石に水ですよね。なのでアメリカが動いてるけれども、日本は動けないっていう深刻さに加えて、もう一個深刻なのが、どうもこれ主要各国の通貨がみんな安ブレをしてるんですけれども、日本の円が最も安ブレしている方なんですね。この理由ってのは、どうもやっぱりその日米の金利差だけじゃなくって」と持論を展開。
続けて、「日本っていう国の経済力あるいは経済成長の力だったりとか、あるいは借金まみれだとかっていう、日本経済のファンダメンタルみたいなものが、どうもやっぱりこの世界に見透かされつつあるっていうところ。こっちは相当深刻ですからね。なので円安が続くってこともあるし、日本経済をどう立て直すのかっていう根本に目をやらないと、なかなか脱出できないっていう状況が続くんじゃないでしょうか」とコメントした。
青木氏の持論に、番組支持者と思われるネットユーザーからは「その通り」「日本は借金まみれと青木さんが言っている。これは本当なんだろう」などと好意的な声が上がる。
その一方で、「日本は世界一の対外債権国なんだが。意味がわかっているのだろうか」「借金まみれという根拠は何なの?」「デマではないか?」「緊縮財政をしろってこと?財務省の言い分と同じでは?」などと疑問の声も。毎週『サンデーモーニング』放送時間帯にYouTubeで「勝手に副音声」を配信している経済評論家の上念司氏も動画内で、青木氏の解説を「句読点以外、全て間違いのコメント」と切り捨てていた。
日本は借金まみれと断言した青木氏。その根拠は、一体何だったのだろうか。